Kibou
2021年(令和3年) 2月 月刊 386号
Opinion
新型コロナウイルスは、日本、世界が混乱となっているほどに大きな問題となっている。オリンピックは開催されるのも不安状態である。フランスでは夜間など外出禁止令も出された。ドイツでは、感染者が2、110、873名、死亡者が50、878人(1月25日)である。アフリカでは、南アフリカで、10,3万人、モロッコは、3,2万人アフリカ全体では、51、2万人(1月10日)
である、また、他国の米国、ロシアなど深刻な状態の国国ももある。イギリスなどワクチン接種も始まっているが世界の疫病退治の先行きは不透明である。
災害、病気などは昔から信仰で退治を祈念した。真言、念仏、阿弥陀仏と仏に祈り健康、安穏を祈念した。しかし、その成果はでないところがよけいに悪くなりやりきれない人々も少なくなかった。ある人は、ご祈念に大金を布施するも、病気がますます悪くなり嘆いたのだった。
鎌倉時代に出現された日蓮大聖人は、国が地震などで庶民が不安と暗闇となった時に、人々の幸福、国の安穏のために立正安国論を書されたのだった。正法が人々の苦悩を救い、国土は安穏安らかになる道を書かれたのだった。文応元年7月16日に鎌倉幕府の執権、北条時頼に提出された。苦悩を救い、国土、世界へも安穏への道を現わされた。
また、現在、科学の発展と伴い自然破壊が進め歯止めの利かない経済進出、武器に巨額を投資した先進国、原点に戻って人間らしい生活も疫病退治へのこれも方途の道ではないだろうか。