9月に挙式が予定されておられる、おふたりの事前の撮影(前撮り)に同行させていただきました。
先に南口のサロン・オペラで、新郎のヘアーをセット。
1週間前にカットとパーマを。直前のアイブローで、新郎の印象は一変します。眉、お髭を整えて、宝塚ホテル。
衣裳部さんから、着付けの行われている部屋へ。
綿帽子、白無垢と色打掛の2パターンを撮影。挙式当日の洋装のヘアメイクは、ANTENNEで担当させていただくのですが、ご結婚式の和装は、日ごろから数をこなされている方にお任せした方が、よい撮影ができるであろうという判断です。後で書きますが、この決断は、正解でした。
ご自身の髪で、新日本髪での分金高島田。かつらではありません。見事な仕上がり。
綿帽子の重みに耐えるよう、念には念を入れて、簪はしっかりと固定。
宝塚ホテルは、ナショナル美容室さまが取り仕切っておられます。新婦のお着付けは、大先生自らお出ましになられてテキパキと。傍らでお仕事を拝見させていただいたのですが、的確な指示で見事に仕上げていただきました。
その方の背格好や新郎とのバランスを考えて、様式美に照らし、分刻みでのお仕事を長年続けておられる大先生の手さばきに、ほれぼれ。たくさん勉強させていただきました。
この日、宝塚ホテルの撮影の方と、内田樹先生専属のカメラウーマン・宗石さんが撮影を担当。
神殿から始まり、洋室、大階段、ホテル回廊、中庭と、かなりのカット数。
宗石さんは、外部の事務所に所属されているカメラマン。彼女も、来年には挙式予定。ご自身のときを、思いながらだろうなと。
さすがに百戦錬磨で、ちょっとしたアイデアを引き出しから引っ張りだしての撮影を。
その豊富な経験の引き出しからの、ナチュラルでステキなポージングとカメラアングルで。
それに加えて、新郎新婦おふたりの幸せ溢れるお顔と雰囲気が、場をどんどん明るくします。こちらは、ホテルの写真部の方がた。真夏の昼下がりで、気温も上昇して汗が・・。時間勝負です。
新郎から飛び出すジョークに、こぼれる笑み
普段は着られることのない、かなりの重さがある和服をお召しになられて、新婦が心配でしたが、最後まで見事な笑顔でがんばっておられました。11時前から、ほぼ5時間。
プロフェッショナルな方々が集まって、すばらしいお写真が多数撮れていました。
お仕上がりが楽しみです。
みなさま、本当におつかれさまでした。
◆後日、内田先生のお話では、宝塚ホテルから御影へ。
凱風館道場にて、合気道胴着に着替えての撮影を敢行されたそうです。
妥協一切なしの、宗石カメラマン。おそるべし!