春の嵐。全国で風が吹き荒れて、天候が少し心配でしたが、大丈夫。神戸へ。
ポートアイランド、昔はよく来ましたが、最近は「IKEA」くらいかな。田崎真珠や、風月堂のビルを過ぎたあたり。「アプロディールハート」という式場です。若かりしころ、このあたりをよくウロウロしました。なつかしいな~。
今日は、先月卒業のスタッフ、ハマーこと濱田くんの結婚式です。
控室には、先日、式を終えたばかりのタケをはじめとして、卒業生のツカモ、ピラウチ、クマ、そしてクッシーの懐かしい顔が。みんな、元気そうでした。
お式は、天井が高くて、真白のチャペルの人前結婚式。参列者の方々に、2人の行く末を見届けて、承認いただくというものです。ガラスの向こう側、階上の螺旋階段から、花嫁が純白のドレスで登場すると、ハマーがこれ以上ないほどの笑みを浮かべていました。こんな笑顔のハマー、久しぶりに見たよ。
http://www.youtube.com/watch?v=GGiqoS4dXMM
面白かったのは、リング・リレーという儀式。バージンロードに、リボンが張ってあり、結婚指輪をリボンに通して、後ろから新郎新婦に運ぶというもの。グッと、参列者の間に一体感がでますね。
http://www.youtube.com/watch?v=6-6dhd4wJHk
披露宴会場に移動後、冒頭、司会の方が、優しく私の名前を読み上げる。
初っ端から、私のスピーチです。
「我々、美容師の仕事は、ゲストとコミュニケーションをとり、理解することから始まり、その方の持っておられる素材美を引き出して、美しくする仕事。例えるなら、決められた材料で最高の料理を作って食べていただくシェフのようなお仕事です。新婦を、青森の大間沖で獲れた貴重な、最高の黒マグロと思い、大切にして、互いの尊敬を忘れず、幸せになってね」みたいな話をさせていただいた。
それにしても、最近の式場は、勉強になる。
創意工夫して楽しませる工夫を随所にちりばめていますね。
料理についている名前がユニーク。「宇宙船(前菜)、太陽(オードブル)、水星(スープ)、金星(魚料理)、火星(お口直し)、木星(肉料理)、土星(デザート)、月(デザート)」。どれがどれだか、分かりますか?
ケーキカットのケーキは、テーブルの数だけクリームを塗ったケーキ台を用意。テーブルごとに、出席者にデコレーションを競わせて、新郎新婦に1番気に入ったケーキをカットしていただくという趣向。選ばれしテーブルには、プレゼントが。時間制限ありで、みんな一心不乱、その手の動きは・・速い。
私のテーブルの作品。残念ながら、落選でした。残念。
また、各テーブルに置かれた鏡開きの樽を、2人に割ってもらい、その中には郷土を代表するお菓子が。新婦側には薩摩 蒸気屋 「かすたどん」というお菓子。新郎側には甲陽園「つまがり」の焼き菓子がプレゼントされました。
一番感動したのは、お色直しの新婦のヘアーを、新郎のハマーが作ったと司会の方が発表された時。ショートヘアを、限られた時間内に、よくやったよ!ハマー。ステキに仕上がっている。カリンさんも、旦那さまにヘアーをやってもらえるなんて、しあわせだ。
他にも、新郎へタケ(二人を結びつけた愛のキューピッド)を含めた新婦のご親友から、「新婦の取り扱い説明書」を授与するなど、エンターテイメントにあふれた技を繰り出してきます。大切な妻の取り扱い説明書の内容が、素晴らしい。「ゲームや漫画を、たまに買い与えよ」ってのが微笑ましい。保証有効期限は、どちらかが「この世を去るまで」なんだそう。
会場のオーディエンスを巻き込んでの、「劇場型」の演出がこれからの主流なのでしょう。
カリンさん、シャイなハマーをよろしくお願いします。表では、九州男児の彼をたてて、家庭では締めるところはしっかりと・・。
ハマーのヘアメイクは、タケが担当。ウエルカムボードはクマ製作。出席の方々の愛が詰まった、手作り感に溢れた、素晴らしいお式でした。
ハマー、しっかり、カリンさんを大切にするんだよ。
ハマー、カリンさん。末永く、お幸せに!
◆神戸結婚式場 「アプロディールハート」
6丁目-5−1 Minatojima Nakamachi
KobeChuo Ward, Hyogo Prefecture
078-306-6565
http://www.applo.jp/
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