我が良き友 2008年08月22日 21時27分03秒 | オリジナル小説 顔が広い、とよく云われる。 面積の話ではない。 交友関係の話だ。 特に意識したことはないが、まぁ、そうだろうな、とは思う。 だが椿影虎にとっては、そんなのどうでもいいことだ。 後輩の佐々木紘也にとってはそうではないらしく、尊敬の念をこめて向けてくる眼差しが鬱陶しい。 「すごいっスよ。いまの志藤紫じゃないですか。さすがっスね。影虎さん、あんな美女ともお知り合いなんスね」 同級生の志藤紫 . . . 本文を読む