ゴム人間

　海賊王に俺はなる！

　という話ではなくて、そういえば知り合いの中学時代の同級生に、「将来は海賊になりたいです」と真顔で云う女子がいたらしいよ、という話でもありません。
　ただいま歯科矯正真っ最中でありまして、その関係で上下の歯をゴムで拘束しています。
　こう書くと結構すごいものを想像されるかもしれませんが、実際なかなかどうしてどうして、すごいものです。

　まず歯の外側に矯正器具を接着剤で止めます。
　次に、その矯正器具に小林フックというものを取り付けます。その小林フックにゴムを引っ掛けて、上下の歯が引っ張り合うようにするのです。
　何故こんなことをするのか？
　……すみません、忘れました。
　でも、開腔というのを治す為らしいです。この開腔の人は、将来歯が抜けやすい、と散々脅されたのでこの度矯正する事となったのです。

　なので、食事と歯磨き以外はゴムをつけっぱなしです。日常生活に困ることはない、なんてお医者さんは気楽に云っていましたが、ついさっき、ゴムを取り忘れて物を食べてしまい、ゴムを一個飲み込んでしまった僕としては、うかつにその話を信じることが出来ません。

　第一、キスするときはどうすのですか？

　おっと、唇と唇と重ねるだけなんだから、キスするときに困ることないじゃん、と思ったそこのあなた。
　申し訳ありません。今回のブログは少々アダルトにお送りしました。

　お詫びに、そんなあなた用の小ネタをひとつ。
　開腔って、英語で言うと「オープンバイト」って云うんだって。なんか格好いいよネ。