だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

ポーランドのショパン

2010年02月27日 00時51分03秒 | 漫画やアニメが好き
 僕はクラシックに対する造詣が浅い。ないといってもいいくらいだ。

 当然、ショパンに付いてわかることなんかなにもないし、ポーランド人だということも漫画で知ったくらいだ。

 それでも『ピアノの森』がだいすきで、愛読している。

 『ピアノの森』は読者のクラシックに対する造詣の深さなど気にもしない。どんな知識を持っていようがいなかろうが、誰でも楽しめる表現方法で描かれている。
 だから、今週号でポーランド期待の新星レフ・シマノフスキが、ポーランド人誰もが待ち望んでいたポーランドのショパンを弾いたときも、僕はそれがポーランドのショパンであることを理解できた。
 曲名を読んでも旋律など浮かびやしない。おたまじゃくしのおの字も出てこない。

 それでも、それは確かにポーランドのショパンだった。

 きっと、多くの人がそれを理解できただろう。

 そういった表現がなされていた。

 『ピアノの森』が漫画として大変優れた作品だと感じるのは、そういったところが理由でもある。

コメントを投稿