だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

男の子に必要なもの

2010年02月26日 00時01分22秒 | 漫画やアニメが好き
 今年の『週間少年チャンピオン』は面白い。今年に入ってからの新連載に、当りが多いからだ。

 それらは全て、男の子に必要なことをしっかりと描いている。

 『ケルベロス』では大事なものを護る為に全てを投げ出すという男の子の覚悟を。

 『ハンザスカイ』では一途な少年の恋心を。

 『シュガーレス』では美学や信念や生き様を。

 少し古いが『弱虫ペダル』では競い合うことの素晴らしさを。

 正直云うと、これら全ては『あひるの空』に詰っていて、総合力でははるかに『あひるの空』が上だと思うのだけど、だからといって『チャンピオン』の作品が悪いわけではない。

 特に、前にも書いたが『シュガーレス』はいい。

 不良達の集まる学校で、お決まりの頂点抗争を描こうとしつつ、実は少年達の美学のぶつけ合いなのがいい。

 今週も、最近あまりパッとしない主人公椎葉岳の云った台詞が良かった。

『頂点に立つ風車は、あんた達にとっては誰が一番強いかを現すチャンピオンベルトにしか見えないかもしれないが、俺にとってはもっと輝くものに見えるんだ』

 校舎の屋上に立つ三枚羽の風車。そこに己の名を刻むことが、その高校では最強の証。でも、主人公にとってはそれだけでないなにかがあるようだ。
 それがなにかは来週になるけれど、強さだけではないなにか。
 そういうのに惹かれる男の子達の姿は、本当にかっこいいものだ。

 男の子に必要なもの。

 それに興味があるなら、今の『週間少年チャンピオン』を一読することをお薦めする。

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