ジョン・ウー監督の久々の新作ということで注目を集めている『レッドクリフ』。
ジョン・ウーの代表作がいまだ2000年の『M:I2』になっている時点で、面白さに一抹の不安を感じているのは僕だけだろうか?
というか、赤壁の戦いを描いた本作において、赤壁の戦いが開戦されないって本当?
聞きかじりの内容だけで不安が一杯になる今作品。
ある意味では必見なのかもしれない。
僕は観に行かない . . . 本文を読む
新井英樹先生の『Rin』が終わった。
とても面白い作品で、終わり方も嫌いじゃなかったけど、ひとつ気になることがある。
これが書きたかったことの全てか?
なんか、少しちょっと足りないような気がする。
いや、これでも充分すぎるほど面白かったけどね。 . . . 本文を読む
久し振りの蛇足。
数時間前にUPした小説は二週間前に一度書き上げたもの。
それをボタンの押し間違えで全部消してしまい、欝な気分と戦いながら書き直したもの。
最初に書いたものは前半部分の、薫の感じているズレの部分を強調した内容で、後半の信号待ちのシーンももう少しだらだらしていた。
ちょっと気に入らない構成だったので、書き直しのときに意識的に変えようとした。
ズレの部分をいまとシンクロして . . . 本文を読む
雨の日は楽だ。
若菜薫はそう思う。
雨の日は誰も彼もが鬱蒼とした顔をしている。どれだけ普通にしていても、他人からよく呆としている、と云われる薫にとって、雨の日は自分のそんな表情が目立つこともなく、誰からも注目されることがないので楽でいい。
若菜薫は他人に注目されることが嫌いだ。
それは人付き合いが幼い頃から苦手で、さらに云うと、自分が他に人間とズレている、と感じているからだ。
いまでこ . . . 本文を読む