その時、男の声が奥の方から聞こえてきた。電話をしているらしい。
「はい、リハーサルまでには。麻也さんはぐっすり寝ていて心配ないです…」
諒の声だった…
ほっとして麻也はシーツの上に倒れこんだ。
それじゃあ、と言って現れた諒はジーンズに上半身は裸で、
(…あっ…)
「麻也さん、おはよ」
諒もはにかんだ表情だ。目をそらして、
「あ、あの、須藤さんが遅刻しないでって…」
「あ…うん、わかった…」
とは答えたが…
「麻也さん、どしたの?」
「いやあ…ここどこなのかなーって…もうびっくりしたから…」
すると今度は諒がびっくりして叫ぶ。
「えーっ! ゆうべの事覚えてないの?」
「ごめん…夢だと思ってたんだ。諒があんなに…」
それを聞くと諒は顔を赤らめながら、
「いや、何、何なの? こんなお高いお部屋で大きなベッドでとにかく麻也さんが2人ほっこりしたかっただけなのに、〈眠れない!〉ってベッドにあぐらかいて、据わった目で俺に圧力かけてきたんじゃない」
「ええーっ…、俺そんなこと…」
「でも、スッキリ目覚めたんでしょ?」
確かに…そう、ライブのほてりを冷ますには諒と激しく抱き合うのが一番なのは変わりがないんだけ…ど
「しばらくうまくいってなかったから、諒がそんなことをしてくれるなんて思わないかったんだ…」
「麻也さん…」
「諒は歩み寄って優しく抱きしめて長いキスをしてくれたが、顔を離すと照れて、
やばい、ライブ前でよかった…なんて…「…そうじゃなかったら、押し倒してた」
そして、麻也の服を手渡してくれながら、
「今日はビデオの撮影だから、キスシーンは普通にしようね」
と、また照れている。
「えっ、だって昨日…」
「んー、いいのっ!諒子は幸せだからいいのっ!満足してこれから武道館に臨むのっ!
あといけない所にキスマークつけといからよろしくっ!」
「はい、リハーサルまでには。麻也さんはぐっすり寝ていて心配ないです…」
諒の声だった…
ほっとして麻也はシーツの上に倒れこんだ。
それじゃあ、と言って現れた諒はジーンズに上半身は裸で、
(…あっ…)
「麻也さん、おはよ」
諒もはにかんだ表情だ。目をそらして、
「あ、あの、須藤さんが遅刻しないでって…」
「あ…うん、わかった…」
とは答えたが…
「麻也さん、どしたの?」
「いやあ…ここどこなのかなーって…もうびっくりしたから…」
すると今度は諒がびっくりして叫ぶ。
「えーっ! ゆうべの事覚えてないの?」
「ごめん…夢だと思ってたんだ。諒があんなに…」
それを聞くと諒は顔を赤らめながら、
「いや、何、何なの? こんなお高いお部屋で大きなベッドでとにかく麻也さんが2人ほっこりしたかっただけなのに、〈眠れない!〉ってベッドにあぐらかいて、据わった目で俺に圧力かけてきたんじゃない」
「ええーっ…、俺そんなこと…」
「でも、スッキリ目覚めたんでしょ?」
確かに…そう、ライブのほてりを冷ますには諒と激しく抱き合うのが一番なのは変わりがないんだけ…ど
「しばらくうまくいってなかったから、諒がそんなことをしてくれるなんて思わないかったんだ…」
「麻也さん…」
「諒は歩み寄って優しく抱きしめて長いキスをしてくれたが、顔を離すと照れて、
やばい、ライブ前でよかった…なんて…「…そうじゃなかったら、押し倒してた」
そして、麻也の服を手渡してくれながら、
「今日はビデオの撮影だから、キスシーンは普通にしようね」
と、また照れている。
「えっ、だって昨日…」
「んー、いいのっ!諒子は幸せだからいいのっ!満足してこれから武道館に臨むのっ!
あといけない所にキスマークつけといからよろしくっ!」