劇団あおきりみかん

けいこば日記

『パラドックス・ジャーニー』キャストインタビュー7 真崎鈴子

2016年02月25日 | Weblog




■真崎鈴子■
MASAKI SUZUKO




■前回『だるい女』と、今回のこの役、かなりギャップがあるように思うのですが、演じてみていかがですか?



そうですね。『だるい女』は相手の言動を受けて返す作業の繰り返しで目まぐるしい感じでしたね。実際、グローブ着けて投げられたボールを捕って返してなんて私の運動神経的にも体力的にも難しいことでして…なんと言うか、フィジカル面とメンタル面ってやっぱり通じてるんですかね。野球漫画はドカベンとかH2とか読んでるんですけど、どこも鍛えられてなかったようです。
でも、いい役だったなぁってしみじみ思います。みゆきは素敵な女性だったなぁて。ていうか素敵な話しだったなぁって。未だに劇中で流れたコトリンゴの歌を聞くと胸が締め付けられます。風鈴の音とか。思い返して、なんかこう胸がじんわりできる作品に出会えたのは本当によかったなぁって思います。
で、今回の『パラドックス・ジャーニー』私はパラジャと略してるのでそれでいきます。の役は、もう投げっぱなしです。どんな球を投げてやろうか!捕りやすい球か!?それとも明後日の方向に投げちゃおっかな!!という感じです。もうちょっと真面目にふざけていきたいです。そして胸に何か残る作品にしたいです。





■今回の作品をどう感じていますか?



パラドックス=矛盾、てことで、私も矛盾だらけの人間なので矛盾は好きなんですけど。ただ「パラドックス」をネットで検索すると、出てくるのは屁理屈なことばかりなんですよね。よくもまあそんなネジ曲がったこと考えられるな!と、アキレスは亀に追いつけるでしょうが!と、ちょっと呆れるくらいです、感覚で生きてる人間としては。でも松井さんのように理系の人間にとっては、なるほどね(^^)!ってなるみたいです。私にとって理数は未知の世界です。そして知らないことって本能的に怖いんです。だから今回の話はちょっと怖いです。霊的なものとかでなくて、当たり前だと思っていた世界が視点を変えるだけで全く知らない世界になるなんて。自分の根幹が揺らぐなんて怖すぎます。





■お芝居を始めたきっかけを教えてください。



私は愛知県の豊田市出身なんですけど、そこで「とよた演劇アカデミー」って言う期間限定の演劇教室があって、それを受講したのがきっかけです。小学校の学芸会が楽しくてそれがずっと心に残っていたんですが、学生の時は演劇部に入るわけでもなく。で、そのアカデミーに講師として由紀さんが来てくださってたんです。由紀さんが演出する一言一言でお芝居がどんどん面白くなっていって、演じていてすごい楽しかったですね。それで講義の最後に、もうすぐ公演があるから観に来て~って。そこで初めてあおきりを知りました。その観劇したのがサーカス家族で、当日パンフレットの中に劇団員募集のチラシがあって、今に至ります。もう運命ですね。アカデミーに入ったところから賽は投げられていましたね。
あ、「とよた演劇アカデミー」は毎年開講されているので興味のある方はぜひ。









■『パラドックス・ジャーニー』には、「『矛盾』だらけの旅に、出ませんか?」というキャッチコピーがあるのですが、もう一つ自分でキャッチコピーを考えるとしたら何ですか?



え、何だろう。
「探し物はなんですか?見つけにくいものですか?砂漠の中も矛盾の中も探したけれど見つからないのに」
とかですかね。





■お客様に向けて一言お願いします。



パラジャ!結局1回しか言ってない。
パラジャ!パラジャ!パラジャ!
名古屋、東京、仙台をジャーニーします!パラドックス・ジャーニーをどうぞよろしくお願いいたします!!
ぜひともお越しくださいませ!!!


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