杏の読書日記プラス

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その日のまえに

2006-03-01 22:35:41 | 
今日は、雨の一日でした。
仕事が休みで、何の予定もなかったので、重松清のこの本を読みました~

無限に続く時の流れのなかで訪れる死をテーマにした作品集。
「ひこうき雲」「朝日のあたる家」「潮騒」「ヒア・カムズ・サン」「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の七編。
「潮騒」で泣いて、「ヒア・カムズ・サン」で泣いて、「「その日のまえに」で泣いて、ずーっと、泣き通し。
40代の俊治や和美が「その日」を受け入れようとしている姿、彼らを見守る友人や家族の姿にぐっときてしまいました。
彼らと同世代の私には、身近な人を見ているようでした。

「その日」は、誰にでも訪れる日。
でも、いまは、まだ先のことだと思ってました。
もし、「その日」が近いことを知らされたら、どうするかな?
そんなことを考えました。

深く、深く、心の奥に何かを残す、そんな作品でした~

★★★★☆


その日のまえに
重松 清著文芸春秋 (2005.8)通常24時間以内に発送します。



コメント (2)
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