杏の読書日記プラス

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袋小路の男

2006-03-10 10:36:10 | 
芥川賞作家・絲山秋子の三つの作品集~

大谷日向子と小田切孝~二人が出会う高校生時代から、30代前半までが、各々の語りで描かれている。
日向子が語る「袋小路の男」
小田切が語る「小田切孝の言い分」
友達でも、恋人でもない二人の関係が15年も続いていく。
このはっきりしない状況が、よくわからない。
日向子にも、小田切にも魅力が感じられない。うーん。

清掃工場で働く哲と姪の美由の交流を描く「アーリオ オーリオ」
中学三年生の美由と哲が、メールではなく手紙を通してつながっていく様子が、なかなか。
モチーフとして、星座とパスタの話が出てくるのが楽しい。
(アーリオ オーリオって、オリーブオイルとにんにくと唐辛子だけで作るソースなんだって)

~この作品は、10日くらい前に読んでいたのに、言葉が出てこなくて、記事にするのが遅くなってしまいました。
「アーリオ オーリオ」は好きだったんだけどな・・

図書館の返却日を二日過ぎてしまったので、今から返しにいってきます。

★★☆☆☆

追記:「袋小路の男」は川端賞受賞作品だそうです。
   知らなかったです。


袋小路の男
袋小路の男
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2.28
絲山 秋子著講談社 (2004.10)通常24時間以内に発送します。
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