東野圭吾作品。直木賞&本屋大賞受賞作品。★★★★☆
事件はすぐに起きる。私立高校で数学を教えている石神哲哉の隣の部屋で。
殺人事件の犯人は、母子家庭の親子・花岡靖子、美里。
石神は、論理的思考を駆使して、二人を守ろうと決意する。
その石神の前に、現れたのは、大学時代の同窓生~湯川学。
天才的な頭脳を持つ数学者・石神と物理学者・湯川の戦い。
この殺人事件を隠すために、石神が考えたトリックとは?
湯川は、幾重にもしかけたトリックの真相に辿り着けるのか?~
これはミステリーなのかな。ラブストーリーなのかな。
ドキドキして、せつない話でした。
石神が見せた一途な愛と、湯川が見せた友を想うきもち~どちらも、せつなかった。
東野さんの作品を読んだのは、初めて。
直木賞も納得のおもしろさでした。
(でも、本屋大賞は、「サウスバウンド」が良かったな)