栗田有起の作品、二作目。★★★☆☆
大学は卒業したものの、就職先が決まらない一馬は、姉に呼ばれて、フランスへやってきた。
日本食材の配達などを手伝っているときに、三ツ星レストラン「ル・コント・ブルー」のキノコ担当を言い渡される。
「なぜ?」と疑問を抱きつつも、誠実に仕事をこなしていく一馬。そして、二ヶ月が過ぎ、「潮時」を意識した彼に、レストランのオーナーは、幻のキノコ『マルコ』をさがしてくれ~と頼む。
幻のキノコ『マルコ』を求めて、日本に戻ってきた一馬。
彼が、そこで出会うキノコの正体は?
キノコの隣で、待つものの正体は?~
132ページの『マルコ』を巡る不思議ワールド。
あっという間に、おしまい、でした。
栗田さんらしい小作品でした。
もっと、ふくらませていくと、いしいしんじや、村上春樹のようなワンダーランドが見えてくるのでしょうか?
まだまだ、これからの作家さんだと思います。
楽しみにしてます!!
栗田有起さんへのインタビューは→こちら