初めての山本幸久作品。★★★★☆
デザイン事務所の凹組(ぼこぐみ)は、創立メンバーの黒川と大滝、新人の凪海(なみ)の3人しかいない、小さな事務所である。
その凹組が、遊園地のリニューアルコンペに参加するところから、話は始まる。
凪海がデザインしたキャラクターのデビゾーとオニノスケは、採用が決定するものの、大滝がデザインしたロゴは不採用となる。
そして、凹組は、かつての同僚で、現在はQQQの社長醐宮純子と組んで、遊園地の仕事を引き受けてしまう。
天才肌の黒川と、努力で補う大滝と、一生懸命な凪海。
美人で才女の醐宮。
『デザイン』という仕事を通して、成長していく4人の過去と現在の物語~
とてもおもしろくて、一気に読んでしまいました。
4人の個性がはっきりしてて、ドラマを見てるようでした。
(ドラマといえば~「恋のチカラ」というドラマ、覚えてますか?深津絵里さんと堤真一さんが主演でした。この本と同じく、デザイン事務所の話です。偶然にも、福岡地区で再放送中。夕方になると、思わず観てしまいます。小田さんの「キラキラ」が流れてくるし~)
山本幸久さんは、どの作品も評判がいいので、また読んでみようと思ってます