杏の読書日記プラス

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チョコレートコスモス

2006-05-08 21:24:23 | 
チョコレートコスモス
恩田 陸著毎日新聞社 (2006.3)通常24時間以内に発送します。


恩田陸の話題作。★★★★☆

脚本家の神谷は、かつて所属していた劇団の新作が書けずに、苦しんでいた。
その神谷の前に現れた一人の娘・佐々木飛鳥。
ある時は、街角の群集のひとりとして。
ある時は、旗揚げ公演の舞台の役者のひとりとして。
演劇の経験のない彼女が見せた演技に、困惑する神谷。

芸能一家に生まれ、小さい頃から役者として生きてきた東響子は、名声に包まれながらも、自分の居場所をさがしていた。
その響子に、ある噂が届けられる。
映画界の巨匠・芹澤泰二郎が、20年ぶりに舞台を手がけるらしい。
「出たい。その舞台に。なんとしても」
しかし、極秘で行われたオーディションに、響子は呼ばれなかった。

神谷と、飛鳥と、響子。
三人は、このあと、どんな時間を共有して、どんな舞台を作っていくのだろう~

というわけで、ここから始まる物語の、長い、長い、序章のような作品でした。
まさか、これで終わらないよね、恩田さん。
続編、期待してます!!!

この作品は、恩田版「ガラスの仮面」という声もあるけど~
読んでいても、あまり北島マヤや、姫川亜弓は浮かんでこなかったです。

それよりも、このあとが気になります。
神谷は、二人のためにどんな脚本を書くのだろう。
二人は、舞台の上で、どんな演技をするのだろう。

出来ることなら、登場人物になって、舞台を観たいです

追記:「ダ・ヴィンチ」の今月号を立ち読みしました。
恩田さん、続編は書きたい~と言ってました
ただ、劇中劇の内容が決まってない、とのこと。
それって、神谷が書く、飛鳥と響子の芝居の台本だよね。楽しみ!!
劇団ゼロの舞台も書きたい~とも。ますます楽しみ
どこかの記事で、「恩田さん、長生きしてください」というコメントがありました。
同感です。長生きしましょうね、恩田さん。(同い年なので)
コメント (4)
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