杏の読書日記プラス

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終末のフール

2006-05-20 21:02:02 | 
終末のフール
終末のフール
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.20
伊坂 幸太郎著集英社 (2006.3)通常24時間以内に発送します。


伊坂作品、続いてます。★★★☆☆

八年後に小惑星が落ちてきて、地球が滅びるとしたら。人類が滅亡するとしたら~人々は、どうなってしまうのか。
ある者は絶望し、ある者はヤケをおこし、破壊や強奪・暴行など荒れた日々が訪れる。
しかし、「終末宣言」から五年が過ぎ、騒動は小休止。
人々は、束の間の平穏な日々を送っていた。三年後に地球がなくなるとしても。

「終末のフール」「太陽のシール」「籠城のビール」「冬眠のガール」
「鋼鉄のウール」「天体のヨール」「演劇のオール」「深海のポール」
八つの短編の中に、八つの家族の物語が描かれる。
その一編、一編が少しずつ交差しながら、つながった作品集。

10年前に家出した娘と和解する父親。
3年しか生きられない命を産むことを決意する夫婦。
ただ黙々と「できることをやる」ボクサー。
最後の日を見届けるために、櫓を作り始める70歳の父。

終末が訪れるまで、彼らのこの日々は、続いていくのだろうか~

う~ん、正直、よくわからない物語でした。
各書評を読んで、何かヒントを探したのですが、ビビッとくる文章に出会えませんでした。

伊坂さんは、この作品で何を伝えようとしたのか~それが、知りたかったのですが。
もう一回、読み直したほうがいいかな





コメント (2)
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