先週、ちいさなこどもたちへの読み聞かせの後で、ふと、目に留まった本。
開いてみました~
ぼくの母親の名前は、ヨウコという。
ぼくは小さいときから、ヨウコが母親だと教えられてきた。
ヨウコは、茶色い毛並みのきれいな、犬だった。
~この三行に、しびれました。読まなくちゃ。借りなくちゃ。
宮田真治・小6の男の子。
宮田祐治・46歳サラリーマン。
ヨウコ・雑種のメス犬。
三人?は、小さな庭がついた借家で仲良く暮らしている。
しかし、ある日、ヨウコがいなくなった。
必死にヨウコを探す父と真治。
そして、一緒にヨウコを探す、真治の同級生・三浦花子。
真治と父とヨウコの暮らしは、なくなってしまうのか。
父への思いと、ヨウコへの思いが交差する真治。
~小6の真治の心の揺れを描いた作品。
登場人物が、それぞれいい感じで、ほっこりとした作品。
かなり好きです。