豊島ミホの作品。★★★☆☆
ある日の図書館で、この表紙に惹かれ、豊島ミホと出会いました。
あとがきを読んで、借りたものの、読むことができず、返却することが二回。
三回目にして、ようやく読むことができました。ほっ。
「タンポポのわたげみたいだね」
「金子商店の夏」「ルパンとレモン」
「ジュリエット・スター」
「ラブソング」「担任稼業」
「雪の降る街、春に散る花」
田舎の高校生たちの七つの短編集。
保健室登校や下宿、音楽・自転車、東京への進学。
雪降る町、電車通学。
作者の高校生活が、そのままこの作品に投影されてます。
「檸檬のころ」と「エバーグリーン」の二作は、豊島ミホらしさに溢れていて、おすすめです。