先週、駐禁をとられたので、しばらくの間、本を買うのを我慢しよう~と、決めました。
(注文している川端さんの新刊は、特別扱いなので、OK!)
が、この表紙に一目惚れ我慢できずに、買っちゃいました。
カミナリ、花火、掃除機、大キライ。
意地をはると、大好きなお散歩も断固拒否。
猫を見ると性格変わる。
いつも聞き耳たてていて、「おかし」の言葉に敏感。
さびしがりやで甘えん坊。
でも、とってもやさしくて愛きょうたっぷりな犬、グー。
愛犬とともに過ごした幸せな日常、そして涙の別れまでを描く。
(裏表紙の紹介文より)
最初の一行を読んだときに、「ももとおんなじじゃん」と思いました。
「猫を見ると性格変わる」なんてとこも!
この本、連れて帰って、ゆっくり読まなくちゃ~そう思いました。
作者とグーの日々を綴ったエッセーの中に、共通するものがたくさんありました。
グーには、目の上のチョンチョンまであり、それを「おひなさまみたい」と記してありました。あ~、ほんとに、ももにそっくり!!
(ちなみに、うちでは、もものチョンチョンを「まろ」と呼んでいます)
そんなわけで、前半は、にっこり読み進めていたのですが、後半は、グーが年老いてきて、だんだん弱ってきます。
グーの病気と、向き合う家族の姿が描かれていて、泣きながらしか、読むことができませんでした。
「あとがき」のなかに、こんな一節がありました。
とくにかわったことがない『ふつうの日』も。
まるで、ずっと昔からそこにすわっているような
『いつもの人』も。
幸せは見落としてしまいそうなくらい、
ありふれた色をしている。
それにちゃんと気づいていけたらな、って思う。
たいせつなものをなくしてしまうたびに、
心から、そう思う。
~目の前にある幸せを、日々実感して生きていくことが、大切なんだと思います。
手を伸ばせば、触れることのできるいのちを愛しく思います。
9月11日、5年前の今日、アメリカで、たくさんのいのちが、テロによって失われました。
あの日を忘れずに、世界中のひとが幸せにすごすことができるよう、願ってやみません。
みんな、みんな、幸せにな~れ
絵本バージョンもあります。
ごとう やすゆき文 / いもと ようこ絵PHP研究所 (2005.3)通常2-3日以内に発送します。