アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

赤穂事件 山鹿系家臣と敵対

2023-04-05 10:25:37 | 漫画


津軽信政の晩年は家中の派閥抗争も迷走した。元禄16年(1703年)、藩はいわゆる赤穂浪士の企てに関し、これを援助する家臣の行動を見過す、幕府に咎められかねない失態を起こした[4][5]。山鹿流を素行の嫡男・政実に学び、赤穂浪士には批判的だった信政後見役の黒石藩[6]・信英の後継[7]や家臣団が奔走して、津軽藩の連座を回避した。津軽家中の大石一族はこの揉め事を津軽藩家中に持ち込み、藩内において厚遇されている山鹿系家臣と敵対し[8]、津軽信章の残党に組した一派もあった。

[4][5]^ 元・赤穂藩士で大石良雄らと縁戚の津軽藩士大石無人は、当初吉良邸討ち入りに参加しようとしたり、赤穂浪士らに資金面で援助を続けるなどした。ただし、時系列で辻褄が合わない点があり史実でない可能性も残る。
[4][5]^ 赤穂藩浅野家の本家である広島藩浅野家は、赤穂藩改易に連座するのを避けるため、進藤俊重、小山良速など赤穂藩重臣たちの親族の藩士を次々と赤穂藩へ派遣して開城圧力をかけたり、その後の大石良雄の盟約にも切り崩しをはかり、進藤俊式や小山良師ら大石側近を説得して脱盟させている。
[6]^ 当時は大名ではなく旗本。
[7]^ 津軽政兕は吉良義央の縁戚であり、事件直後に真っ先に家臣らと吉良邸に駆けつけ、義央の遺体を発見し、負傷者の救助に協力したと伝わる。松浦氏の『甲子夜話』にも類似の記述あり。
[8]^ 知行では大石氏を上回り、のち津軽姓を賜るものも出た。大石無人の次男の良穀は津軽家を出奔し、しかし芸州浅野家には仕えず讃岐国高松藩松平家に仕官している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


津軽信政 
(津軽本家 藩の兵学を山鹿流に統一)

津軽政兕 
(津軽分家)
(上杉綱憲の養女・阿久理[1]と婚姻するが、
翌4年(1687年)に阿久理は死去した。
[1]^ 実父は吉良義央。綱憲の実父も吉央であるため、綱憲の実妹である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

津軽信政
「其方は、吉良上野介に騙されたのじゃ」
「其方の正室阿久理の子は其方の子ではない
吉良上野介の子じゃぞ」
「全ては、吉良上野介の陰謀じゃぞ」

津軽政兕
「もうよいではないか・・」
「綾姫は畠山義躬殿のもとに嫁いだが
嫌われてしまったようじゃ」
「責任問題になっておる」
「もう、左様な事を持ち出してくれるな」
「綾姫が誰の子であろうが良いではないか」

津軽信政
「いずれ、吉良家が津軽分家を乗っ取るぞ」
「吉良家は、陰謀を駆使して
上杉家も乗っ取ったのじゃぞ」

津軽政兕
「それで良いではないか」
「もう、津軽が誰のものになるかなど意味はない」
「もう、綾姫を苦しめないで欲しい」

津軽信政
「いや、駄目じゃぞ」
「儂が藩の兵学を山鹿流に統一したのは
赤穂浅野様のお力に縋り違ったからじゃ」
「浅野様は、我らの期待により沿って
交易を発展させてくれた」
「我が藩の発展は、浅野様の御蔭であった」
「大石一族の協力があっての発展であったのじゃぞ」
「そこに、影を落としたのが吉良じゃ
吉良は、浅野長矩殿が幼き頃から
執拗な虐めを続けておった」
「その頃から、浅野家と吉良家は
犬猿の仲となったのじゃ」
「そして、藩の兵学山鹿流は
浅野家から吉良家の家臣に奪われ継承されたのじゃ」
「この対立は根が深いぞ」
「綾姫だけの問題ではないぞ」

津軽政兕
「もう止めてくれ」
「儂や綾姫の事に構わないで頂きたい」

津軽信政
「儂が隠居して解決する事では無い」
「浅野家と吉良家の代理戦争が勃発しておるのじゃぞ!」
「吉良家の陰謀じゃぞ!」

津軽政兕
「浅野は殿中での刃傷で
上様の御怒りによる沙汰で切腹」
「浅野赤穂は改易となった」
「吉良家の勝利じゃ!」
「我が津軽藩から
大石一族を駆逐するのが道理では御座らぬか!」

津軽信政
「其方、恩義ある大石一族を追い出せと申すか!」
「其方、津軽を奪おうとする吉良一族に加担するのか!」
「綾姫は其方の子ではない
吉良の子じゃぞ」

津軽政兕
「いいや」
「綾姫は儂の子じゃ」
「二度と同じことを申すな!」
「冒瀆は許さぬ!」

津軽信政
「其方には、武士の意地がないのか」
「恩ある大石一族に敵対して
卑しき吉良一族に与するのか!」

津軽政兕
「浅野は罪人」
「そして、浅野の家臣も同様ではないか」
「浅野長矩は犬のなりそこないの罪人じゃ」
「浅野長矩の家臣は無骨で野蛮な者共ではないか」
「吉良殿は茶道を嗜む
それに対して、浅野は争いを好む」
「太平の世には、そぐわぬ者共じゃ」
「刈り取られて当然ではないか」
「大石一族を追い出せばよい」

津軽信政
「そうはいかん」
「上方は大石一族に同情的じゃ
そして、大奥の御台所様をはじめとする公家の出の御夫人は
吉良を嫌っておられる」
「吉良一族は終焉を迎えようとしておるのじゃぞ」

津軽政兕
「何を申す!」
「終焉であれば、浅野一族じゃ
浅野が吉良殿を仇と呼んでおるのに
何で、大石一族に与する」
「大石一族は、追い出せばよい」
「災いの元は、消し去る必要が御座る」

津軽信政
「災いの元は、吉良一族じゃ」

津軽政兕
「もう、無理じゃ」
「津軽藩は、吉良一族の支配下にある」
「我らは、吉良一族に支配されている」
「じゃがな、儂はそれでもよい」
「儂には、綾姫しかおらぬ」
「綾姫は儂の娘子じゃ」

津軽信政
「本家まで吉良に飲み込まれるぞ」

津軽政兕
「それで良い」
「力の強い者が生き残ればよい」
「浅野赤穂は改易となった」
「しかし、吉良一門は生き残った」
「我らは、吉良一門として再興されればよい」
「そうなれば綾姫も難儀することはないのだ」

津軽信政
「綾姫を離縁させろ」

津軽政兕
「もう、左様な話は聞きたくない」

津軽信政
「津軽を潰す気か!」

津軽政兕
「何を申す!」
「津軽は、吉良家によって復興するのじゃ!」