心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

雁坂峠へ。

2018-11-03 21:00:00 | 登山
今年の山旅はブナの生い茂る山が中心だった。しかしながら、山梨の山がそろそろ恋しくなってきた。
テントを担いで歩いて行きたい山域がある。
それは雁坂峠から大弛峠へ、そして奥千丈岳、黒金山へと周るコース。
特に後半はマイナーなコースだが、じっくりと歩いていけそうだと楽しみにしている。
すっかり秋も終わりに差し掛かったこの時期、スッキリと晴れ渡った青空の下での山旅となりそうだ。


雁坂峠へは五月以来のご無沙汰。
新緑の眩しい頃とは装いをガラリと変え、華やぎの色彩を纏っていた。
一本の木ですらこの豪華絢爛さ。



林道終点付近から見上げる。
あれはどの山だろうか。



登山道入口。初夏とは全く違う装いのため、初めての場所に来たかの様な気になる。



澄み切った秋の陽射しを受けて黄金色に輝いている。
余りにも綺麗なため、しばらく釘付けとなる。
 


登山道に差し込む陽射しが森を一層魅惑的にする。



落葉敷き詰められた沢を渡る。
こちらも初夏とは全く違う装いに驚く。



こちらの沢を渡って対岸へ移る。



先程まで見られた紅葉がこちらでは疎らとなる。季節が一歩進んだかの様。



葉を落とした冬木立の様。午後の日射しに影が伸びる。



やがて笹が下草となる森は針葉樹が目立ってくる。



井戸沢を渡るとジグザグの坂は傾斜を増す。段々とキツく感じられる。



水晶山へ続く稜線が視線の高さになってくる。今日は空気が澄んでいるのでスッキリと見える。



頑張ったおかげで雁坂峠へ到着。



雁坂嶺方面。秋の空はコバルトブルーに澄み渡る。



水晶山方面。
富士山も右側に見えるが、空に溶け込んでしまっている。



枝越しに秩父の山が見える。



小屋へ向かう道は日陰のせいで急に肌寒く感じられる。苔の森を下って行く。



雁坂小屋に到着。今晩はテント泊だが、あいにく小屋番は不在だった。



明日からの縦走に備えてゆっくりと身体を休めよう。
      (2018年11月1日)

(続く)