らくがき帖

ノンジャンル心象風景

東北のハワイ

2006年08月11日 | 生活
の異名をとる、
網地島(あじしま)というところに
行ってきた。
石巻港から小さめのフェリーで
1時間半ほどのところにある小島である。

数年前から噂に聞いて
行ってみたい、行ってみたいと思っていたのだが、
そこは夏の短い東北のこと、
天候やオットの休みや
子供の体調などがかみ合わずに
毎年見送りが続いており、
今夏ようやく念願叶って
海水浴in宮城デビューと相成った。

ハワイと呼ばれるくらいだから、
青い海、白い砂浜、降り注ぐ太陽…
と期待したいたいところだったが、
きょうはあいにく
厚い雲が垂れ込めた曇天。
行きの船では強い風が寒くて
思わず船室に逃げ込んだほどで、
これは波打ち際に足を浸すぐらいが
関の山かな…と覚悟を決めていたが、
私たちが島に着くと同時に日が差し始め、
数時間は夏らしい陽気の中
楽しむことができた。

白い砂と透明度の高い海は本当で、
よくも東北地方にこんなところがあったな、
と確かに思った。
しかし、あまりにも水が冷たい!
それに小規模!!
海水浴場の海岸線はせいぜい300メートル、
海の家の1件もない。
シャワー、更衣室、トイレのある
公設の建物が1件。
焼きそばやかき氷を売る売店が一つ。
お茶やジュースなどの飲み物売り場一つ。
パラソルや遊具を貸してくれる
小ーさな小屋が一つ。
…以上。
もちろん混雑のこの字もない。
だがこのローカルな雰囲気こそ
ハワイにも負けない
網地島の魅力であろうと思った。

自宅からはかなり遠いので
マイプライベートビーチというわけにはいかないが、
機会があればまた行ってみたい。
どうやら島の民宿に泊まると
夕飯にその日に漁れたばかりの
海の幸(ウニ含む)を出してくれるそうだ。
次回はぜひそのコースで!

それにしても、
きょう1日で一体どれだけ
私の顔のシミは濃くなったことだろう。
そういう心配さえなければ、
世のお母さんたちだって
もっともっと
海水浴を楽しめると思うのにな…