今年は帰省もお墓参りもしない我が家。
なのでお盆とは言っても
まったくお盆ぽくないまま
日々が過ぎていっている。
しかし。
仏教徒なわけではないのだが、
個人的に、
ご先祖様はどんなに大切にしても
し足りないくらいだと思っているし、
作法とか何とかでなく、
厚く厚く供養したいと思っている。
ご先祖様って、すごい数だ。
私の祖父母が4人、曽祖父母なら8人。
その両親は16人。
この人たちはたぶん江戸末期の生まれ。
いろいろと誤差はあるだろうが
計算を単純にするために、
ご先祖様は平均25年で代替わりしてきており
だれも血縁者とは結ばれていないと考えると、
江戸時代初期には3万2768人。
鎌倉時代初期なら21億4748万3648人…
(…なわけないから実際には
血縁での結婚がかなり多かったのだろう)
とにかく、
ご先祖様の数は膨大だ。
だから、例えば戦国時代、
日本中で国盗り合戦をしていたときに、
私のご先祖様が
だれ一人戦乱に巻き込まれることなく
皆安穏と暮らしたなどということは
絶対にあり得ない。
男なら凄惨な戦いに狩り出されたであろうし
女なら男手のない家を守り、
敵方の猛攻を耐え、
いや耐え切れずに酷い運命に遭った人も
いたかもしれない。
またある時代のある年には
日本中が大飢饉に見舞われたこともあったし
疫病で人口が激減してしまったこともあったはずだ。
そんなとき、
私の血に連なる数多くの皆さんが
どんな思いで生きてきたのか、
どんな苦労をして子を育ててきたのか、
お気楽な環境に甘えている私などには
その厳しさは想像もできない。
あらゆる時代や環境の中、
ご先祖様のだれか1人でも、
病気や、飢えや、事故や、戦などで
若くして命を失っていたら、
今私は生きていない。
だれか1人でも、
生きることをあきらめたり、
命を次世代に継ぐことをやめてしまったりしていたら
ヒメやタローだって生きていない。
ご先祖様あっての家族である。
ご先祖様あっての新居である。
ご先祖様あっての夕飯である。
ご先祖様あってのブログ、
ご先祖様あってのマンガ、
ご先祖様あってコートドール……
私のすべては、
ご先祖の皆様の懸命な人生の上に
成り立っているのである。
そう思ったら、
あの世に足を向けては
寝られない感じがしませんか?
ご先祖様、
お墓参りには行けません。
でも、お墓なんかに入っていない皆々様の分も
心の底から感謝しています。
いつもいつも、
あたたたちの苦労を思い、存在を忘れません。
うちには仏壇がないので
明日は西向きにお香を焚いて
ごはんとお菓子を供え祈ります。
どうぞ安らかにお眠りくださいますように。
そしていつまでも
私たち家族をお見守り下さいますように!
なのでお盆とは言っても
まったくお盆ぽくないまま
日々が過ぎていっている。
しかし。
仏教徒なわけではないのだが、
個人的に、
ご先祖様はどんなに大切にしても
し足りないくらいだと思っているし、
作法とか何とかでなく、
厚く厚く供養したいと思っている。
ご先祖様って、すごい数だ。
私の祖父母が4人、曽祖父母なら8人。
その両親は16人。
この人たちはたぶん江戸末期の生まれ。
いろいろと誤差はあるだろうが
計算を単純にするために、
ご先祖様は平均25年で代替わりしてきており
だれも血縁者とは結ばれていないと考えると、
江戸時代初期には3万2768人。
鎌倉時代初期なら21億4748万3648人…
(…なわけないから実際には
血縁での結婚がかなり多かったのだろう)
とにかく、
ご先祖様の数は膨大だ。
だから、例えば戦国時代、
日本中で国盗り合戦をしていたときに、
私のご先祖様が
だれ一人戦乱に巻き込まれることなく
皆安穏と暮らしたなどということは
絶対にあり得ない。
男なら凄惨な戦いに狩り出されたであろうし
女なら男手のない家を守り、
敵方の猛攻を耐え、
いや耐え切れずに酷い運命に遭った人も
いたかもしれない。
またある時代のある年には
日本中が大飢饉に見舞われたこともあったし
疫病で人口が激減してしまったこともあったはずだ。
そんなとき、
私の血に連なる数多くの皆さんが
どんな思いで生きてきたのか、
どんな苦労をして子を育ててきたのか、
お気楽な環境に甘えている私などには
その厳しさは想像もできない。
あらゆる時代や環境の中、
ご先祖様のだれか1人でも、
病気や、飢えや、事故や、戦などで
若くして命を失っていたら、
今私は生きていない。
だれか1人でも、
生きることをあきらめたり、
命を次世代に継ぐことをやめてしまったりしていたら
ヒメやタローだって生きていない。
ご先祖様あっての家族である。
ご先祖様あっての新居である。
ご先祖様あっての夕飯である。
ご先祖様あってのブログ、
ご先祖様あってのマンガ、
ご先祖様あってコートドール……
私のすべては、
ご先祖の皆様の懸命な人生の上に
成り立っているのである。
そう思ったら、
あの世に足を向けては
寝られない感じがしませんか?
ご先祖様、
お墓参りには行けません。
でも、お墓なんかに入っていない皆々様の分も
心の底から感謝しています。
いつもいつも、
あたたたちの苦労を思い、存在を忘れません。
うちには仏壇がないので
明日は西向きにお香を焚いて
ごはんとお菓子を供え祈ります。
どうぞ安らかにお眠りくださいますように。
そしていつまでも
私たち家族をお見守り下さいますように!