寿迎夢・寿迎夢

海砂利水魚水行末雲来末風来末

ロス疑惑の結末

2008-10-12 | Weblog
傍から見ている第三者ですら疲れてしまう、この事件と長い経緯。
本人は終わったものと思っていたのに、またやり直しなのかと気持ちが
「プッツン」と切れてしまったのか。

日本で無罪を勝ち取ったのに、アメリカで何故かもう一度裁判がやり直される
事に納得できなかったのか。

はたまた決定的な証拠を突きつけられたのか。
アメリカの現場連中が一気に彼を追い込んでいったのか。

獄中生活にはある程度自信はあったと思うが、年老いてもう耐える気力が
無くなったのか。

何があったのかは勿論わからない。
この事件はスタートからリアルタイムで見てきたので、興味は尽きない。
主人公は「アリさま」と同年代である。

モーニングショウやワイドショウでロス事件は頻繁に採り上げられていた。
逮捕劇は、伊豆の「日本生産性本部」の研究所で一週間の宿泊合宿中に見た。

確かホテルの駐車場で物凄いフラッシュの中、マスコミや観衆の中の逮捕劇の
生中継を見るのは初めてであった。

限りなく黒に近い状況と、胡散臭いほどに雄弁なキャラクター。
端整なマスクと耳に残る高い声。
蟹缶差し入れ要望のグルメ派だった? それとも食品アレルギー?

元ヌード?女優だの、後妻と結婚・離婚・再結婚。
出獄後の司法への挑戦、タレント活動、執筆活動、万引き騒動。

気がつけば、30年になろうとする時間な訳で、彼ほど接する時間の長い
犯罪者はいなかった。

マスコミに登場する毎に、老いて行く主人公を見る度に、「アリさま」の
老いを重ねて痛感していました。

社会事件に関心のある者にとって、結末がどうなるのかは気になる所です。
「黒に近い」とは何をもって判断されるのでしょうか?

我々はマスコミの情報に拠ってしか判断できないが、殺人罪については
わが国の最高裁の無罪判断が確定しているのに、政府もメディアも何か
アメリカに遠慮して、抗議をしたとの報道は記憶に無い。

アメリカが自国の法律に拠って裁こうとする事については理解するが、
日本政府の自国の国民が他国に拘束されても反応の行動をしないのも
釈然としない。

日本政府は、「日本国民の生命と財産を守る義務がある」とされているが。
一応彼は、日本では無罪を勝ち取っているのに政府は彼を守ろうとしない。

主張する外交はどうなってしまったのか? 
又、鳩山法相もこの事について何かコメントを出した記憶も無いのですが?

彼を擁護する気は無いが、一人の国民についてはどうでも良い事なのでしょうか?
それとも日本政府は、彼をクロと決め付けていたのでしょうか?

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