寿迎夢・寿迎夢

海砂利水魚水行末雲来末風来末

死について

2008-11-08 | Weblog
人間は誰でも死んでいくのであるが、普段は自分が死んでいくと
いうことを考えないようになっている。

一度死ねば二度とこの世に戻れないのであるが、その不思議さ、
その神秘についてあまり考えない。

死ねばどこに行くのかということも戻ってきた人がいないから
ほとんどわからない。

ただ人間には不思議な、超能力を持っている人が歴史上にいて、
死後の世界のことを語っているが、それを信じるかはその人の信仰だ。

人間の欲望には際限がない。
いつまでも若くいたい、ピンピンしていたい、折角の蓄財を
手放したくない、いつまでも若い相手と恋をしていたい。

とにかく死にたくはない、死ぬのは怖い、絶対、絶対死にたくはない、
できるだけ長生きしたい、と際限のない欲望は広がる。

しかし老人になり病気になると、欲望の多くを自然と手放してしまう。
人間の小ささに比べれば、死を含む宇宙の大きさに、人は単純に従う。

筑紫温泉町発言