寿迎夢・寿迎夢

海砂利水魚水行末雲来末風来末

道険し

2009-09-12 | Weblog
自民党の上層部も若手がグズグズしている間は何も言わなかったが、
若手の方で本格的な動きが起こり、目指す方向性が鮮明になってくると、
どうやら牽制し始めた。

即ち、自民党若手議員からなる「伝統と創造の会」の会長で、今回の
衆院選でも民主党候補を倒し当選を果たした「真保守のエース格」
とも目される稲田朋美氏を若手を中心とする自民党の一部の層が
担ぎ上げ始めた。

稲田氏は偏向報道問題にも精力的に取り組んみ、今夏麻生首相に
靖国参拝を要請した議員の一人でもある。

集団的自衛権の解釈の変更や村山談話、河野談話の撤回、歴史教育の
見直しなどを政治目標に掲げる何とも頼もしい限りの政治家だ。

今回は野党党首になってしまうので、国際的なお披露目は期待できない、
自民党の刷新ぶりを内外に示すには格好の人物だ。

ただし、思想的には偏っているようにも受け取れる。

大派閥の領袖町村氏といえども今回は比例復活当選の弱い立場。
谷垣氏は世代交代が世論と言っていたはずであり谷垣氏登板では、
党内受けはしても、有権者は納得しないだろう。

与謝野財務・金融相は、「30歳代や40歳代、50歳代の若い方が
『自民党を生き返らせるのは自分たちだ』という気概を持って欲しい」
と発言している。本音なら、若手の気概を実際行動に移させる為に、
上層部やベテラン層に説得すべく動くべきだ。

この党の再生は道険しだな。
せいぜい、おきばりやす。