猫を飼い始めたとき、果たして外を自由に歩き回れるノラと、完全室内飼いなどちらが幸せなんだろう、と考えたことがありました。
(その時の記事がこちら)
リンがこの家に来てから約2年半。リンのママは相変わらずノラ生活を満喫。
完全室内飼いは人間のエゴなんだろうかという気持ちは、今は少し変わった気がします。
確かに外の空気を吸える、チョウチョや鳥、虫などの刺激がいっぱいで楽しいというのは猫には魅力的だけど、それ以上に(半外飼い含め)外に猫を出すのは今の日本はあまりに危険。
交通事故や虐められたりする可能性が大きすぎる・・・。
反対に、猫が他所様のお宅で迷惑をかけてしまうこともありますね(トイレ問題)。
イエネコと人間との繋がりはずいぶんと昔に遡るのでしょうが、そのような、のどかな時代と今とでは環境が全く変わってしまいました。悲しいけれどこれが現実。
そんな中で愛猫の安全を守ることができるのは飼い主だけですし、四六時中、外出している猫を見守ることができないのであれば、やはり完全室内飼いでいかに快適に過ごしてもらえるかを考えるのが一番なんだろうなと。
「これが猫にとっての幸せだ」という言い方はしたくないし、本当にそれはわからないと思う。
でも、それが自分のエゴであったとしても、あまりに危険な外には出すことはできません。
なので、せめて冬は暖かく夏は涼しく、食べ物に不自由しないで、時々ベランダで遊んだりできる環境を提供し続けることが、自分にできる一番のことなのかなと思っています。