三日月ノート

日々の出来事を気ままに。

memoQトレーニングに参加しました

2018年11月14日 10時15分24秒 | 翻訳
ちょっと前になりますが、11/5(月)に都内で開催されたmemoQトレーニング(翻訳者用)に参加してきました。

タイトルに「上級ユーザー用」と入っていましたので、内容についていけるかちょっと心配でしたが、基本操作がわかっていれば全く問題ありませんでした。
トレーニングは全て英語でしたが、質問があれば日本語でもOKでした。

<内容>
- ビューを使用した作業
- バイリンガルExcelフィルター
- Wordフィルター
- PDFフィルター
- 自動伝播、自動選択、次へ移動機能
- カスタマイズ
- アップデートの処理
- ライブ文書
- memoQの統計
- プロジェクトのバックアップ
- オンラインプロジェクトでの作業

こんな感じです。
個人的には「ビューを使用した作業」と「バイリンガルExcelフィルター」がとてもためになりました。

ビューというのは、翻訳対象文書をインポートした後、複数の文書を1文書にして作業したり、サイズの大きい文書を分割したりする機能です。
ビューで作業する文書はコピーではなく元の文書なので、ビュー上で作業したものは元の文書に即座に反映されます。

バイリンガルExcelフィルターは、エクセル文書から特定の列をインポートして作業する方法です。
Excelで原文を提供されることはあまりないですが、覚えておいて損はないかなと思いました。

セミナー自体は良かったので文句はないのですが、本来ならこういうのを取説にして配布してくれれば一番いいんですけどね。
ツールを販売する側としては、あえて取説を配布せずに、セミナーでお金取って説明会開いたほうが儲かりますもんね。
取説を数千円~1万円程度で買う人はあまりいないでしょうしね。
「なんだ、取説売るの?ケチくさい」って、私なら思っちゃいそう。
セミナーでお金払って参加するほうが、「ケチ」って感じないのもミソですね。

ちなみに仕事上で、現在私はCATツールを使用した案件は請けていません。
一度請けて、あまりいいことがなかったので。

ツールを使用するのは直取で、生物学的安全性試験一式の翻訳などのとき。
同じ施設で試験をすると試験成績書の体裁や、ゴソっと項目の文章が重複している部分(試験がGLPに準拠している等)が多いので、統一させるために使用すると便利です。
CATツールを使用しなくても、そういった統一はできると聞いたこともあるのですが、私はよく知らないんですよね。

今でもまだツールの主流はTradosなんでしょうか。
Memsourceもあちこちで使われてきているようですね。
Memsourceは一度、指定されて使用しましたが、memoQとUIが似ているので使いやすかったです。

ツールを使用しない案件もいっぱいあるでしょうし、Memsourceは別に自分で持っていなくてもエージェントから支給されるので、わざわざ自分でツールを買う必要はないのかなという気もします。
もちろん自分のやりたい案件にもよるのでしょうけど。案件選べば余計な出費はしなくて済むのかな?と思います。

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