大きく2部に分かれていて、前半は自叙伝的な内容、後半(といっても本の2/3くらいを占めていますが・・・)は競馬のお話し。
著者は自身を「プロ」と呼ぶほどの勝負師で、競馬歴は長く、「運」「投資金額」「予想」などなどについて、経験に裏打ちされた哲学を、お上品なかたたちは眉をひそめてしまうような言葉遣いをちりばめながら披露しています。
また、昔の競馬場の様子や市井の人々の様子がユーモア溢れる表現で描かれており、一気に読んでしまいました。
ギャンブルに抵抗がある人は無理かもしれませんが、抵抗のないかたは存分に楽しめるかと思います。