《柏葉あじさい》
5月に訪れたバラ園で咲いていました。この頃はまだ赤ちゃんでしたね。
梅雨に入りましたが、私は雨が結構好きです。
昨日は、久しぶりに利用者さんの誕生会に参加してきました。
統括部に異動になって、現場へは食事の配膳に行く程度になっていました。
現場で仕事をしていると、人間関係に疲れ(-_-;)腰痛に悩み(-_-;)時間に追われ(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
余裕のない日々でしたが、元気をいっぱいもらっていたんだな~と改めて思います。
6月に誕生日を迎える(迎えた)方は4名。
その内2名は、私がケアマネを担当させていただいた方。
それぞれ要介護4、要介護3で、入居され、移動は車いすでした。
Nさんは、入院先のベッドの中で、初回面談を行いました。
N『家に帰りたい。仏壇があるから・・・』
私『帰ってみますか?』
N『・・・・・・・・・』
私『・・・・・・・・・・・・』
N『帰れんわね。歩けないし、家は狭い。車いすでは生活できん・・・』
85歳。頭はしっかりされているNさんの思いが出るまで待って、待って、待って・・・・
Nさん自身の選択を待ちました。
私たちの仕事は聴く仕事。
あれから、1年半。Nさんは手引き歩行ができるようになりました。
外出の時、トイレで困る事もなく、時々面会に来てくださる娘さん達と外食したり
家に帰る事もできるようになった、とうれしそうに報告してくださいました。
この仕事をやっていて良かった。そう思える瞬間が現場にはあるのです。
ケアマネをしていた時、主任からよくこう言われました。
私『自力歩行できないのに家に帰りたいとおっしゃってます。無理ですよね・・・・』
主任『一度帰してあげたら?帰りたいでしょ。入院して退院できると思ったら帰る場所が自宅じゃなく
施設だったら・・・貴女納得できる?』
一度我が家に帰って、あぁ無事帰って来れたな~とホッとして
あれもしたい、これもしたいって思って。でも車椅子では思うように動けない。トイレも一人で行けない。
夜、一人で寝ていてまた痛くなったらどうしよう。やっぱり元気になるまで、子供たちの言うとおり
施設でお世話になった方がいいのかな・・・でも・・・・。
その葛藤を本人がして、本人が決めて、その支援をするのが私たちの仕事。
統括の仕事は地味で、でも自分には向いていて楽しく・・・でも現場もやっぱり楽しいな~と
思った一日でした。