息子がまだ幼かった頃、少し遠くの公園に遊びに連れて行った。
帰る時間が来たので、「帰ろう」と手を引いたら
『もっと遊びたい!』と駄々をこね
最後には
『もっと遊びたかった!!!!』と泣き出してしまった・・・・
あの時
どうしてもう少し公園にいてやらなかったのか・・・・・
思い出せない
ただ、息子が顔をくしゃくしゃにして泣いた記憶だけが鮮明に残っている
息子をいろんな公園に連れて行った思い出がある
滑り台の階段が上れなくて立ち往生していたせつない思い出
あの時、息子の眼は何も見えてなくて、階段など怖くてたまらなかったのだ
どうしてもっと早く気づいてやれなかったのだろう・・・
息子は小さな顔に不似合いの大きなメガネをかけることになった
視力を出すために遮蔽具も同時につけていたので、人前に出るたび不躾な視線に親子で悲しい思いをした日々・・・
息子は目以外にも障碍を持っている
それは軽いと呼ばれるもので、一見すれば全く不自由を感じさせない程度のものだ。
でも、親として
そして本人はそれ以上に
生きにくさを感じ、悩み苦しんでいる・・・・今も。
その障碍と関係があるのか?ないのか?
よくわからないけれど、息子は人より秀でたものも持っている
先月息子が受験した試験一次試験に合格した
息子の志望はあくまで!大学進学なので、ここは実力試しだったのですが
かなりの難関らしいので息子はすっかり気を良くしている
(まだ2次試験もあるのですが)
息子のこんな笑顔見たのは・・・・・
もしかすると初めてかもしれない・・・・・・
私は息子の足りないところばかり見てきた愚母
これが勉強でなくスポーツだったら、もっと屈託なく喜べるのに・・なんて不謹慎なことを感じた事が何度もあった
本人もまた、勉強がものすごく出来なくていいから普通になりたい・・・と漏らした時期も。
『お兄ちゃん、その試験難しかった?』と妹に訊かれ
『面白かったョ、特に一般教養』と応え・・・・・イッキに妹に引かれた息子
う~~~~~~ん。。。
相変わらず・・・ですーー;
一流大学出ても常識がない!とか
頭ばっか良くても何も出来ない!とか
言われないように、人として心のある人になってほしい
そして
誰かを好きになって
平凡な幸せを掴んでほしい
とりあえずは、目の前の大学受験に合格してもらって
もう一度今日みたいな笑顔が見たい
またまた愚かな母心。。。デシタ
親ばかでごめんなさい。