昨日はスタッフの人員配置が少なく、終日落ち着かない日でした。
そんな日の夕方はこのところめっきりレベルが落ちているU子さん
何度も『トイレに行きたい』と訴えては立ち上がり、かなり不穏。
送迎車を待つ他の利用者さん4人ととりとめのないお話をしながら、ずっとU子さんの肩を抱いていました。
隣に座っていたT乃さんがU子さんの腕の内出血を見てビックリ!
『この人の腕は何故こんなに黒いの?』
と何度も何度も同じ質問を・・・・・・(T乃さんの短期記憶は1~2分)
同じ質問を繰り返される時のT乃さんもまた不穏状態です
U子さんは腎臓透析を受けられていること
透析とは何か
入退院を繰り返しながらも頑張っておられること
等々を聞かれる度に応えていました。
側にいた他の利用者さん2人も同じ質問に???と感じてはいらっしゃったでしょうが
口に出すこともせず、私とのやりとりを見守ってくださっていました。
そうこうする内にT乃さんが
T乃『かわいそうにね。。病気って辛いわね。。。。。』とそっと黒くなってしまった腕を触れられ・・・
利用者のSさんが
S『そうよ。病気は辛いのよ。でも負けてはダメ!自分に負けたらおしまい』と強くおっしゃいました。
Sさんもまた乳ガンの手術を受けられ、現在も闘病中なのです。
そんな辛い話を振り切るように話題は子供の話に変わって行きました
S『私は息子が2人、娘が1人・・・でもね息子はダメよ。お嫁さんという強い強いロープに引っ張られてるから』
と言い出し
T乃さんも
T乃『そうねぇ・・でもうちはお嫁さんが本当にいい人だから』とおっしゃり
今まで口を開かなかった傍らのAさんも
A『うちも!うちも!嫁さんがようしてくれるわ』
とお嫁さん自慢に発展していきました。
その間もずっとU子さんは私に肩を預けていましたが、トイレに行きたいとは言わなくなり
少し落ち着かれた様子でした。
小さく弱々しいU子さんの肩が愛おしくて・・・せつなくて。
私『ここでこうして出会ったのも何かのご縁ですね。』と私が言うと
S 『そうね~この歳になってもまだまだ良い事もあれば、悪い事もある。みんなで乗り越えて行きましょうよ』とまたまた力強い言葉を・・。
送迎車を待つほんの10分程度の時間の中で
何かしら共通の思いを抱き
寂しさ
脆さ
儚さ
そんな中に
温かさや
触れあう事の大切さを感じる事ができた
私は大切な宝物の種をいただき、それを心の中に播くことが出来ました。
そんな日の夕方はこのところめっきりレベルが落ちているU子さん
何度も『トイレに行きたい』と訴えては立ち上がり、かなり不穏。
送迎車を待つ他の利用者さん4人ととりとめのないお話をしながら、ずっとU子さんの肩を抱いていました。
隣に座っていたT乃さんがU子さんの腕の内出血を見てビックリ!
『この人の腕は何故こんなに黒いの?』
と何度も何度も同じ質問を・・・・・・(T乃さんの短期記憶は1~2分)
同じ質問を繰り返される時のT乃さんもまた不穏状態です
U子さんは腎臓透析を受けられていること
透析とは何か
入退院を繰り返しながらも頑張っておられること
等々を聞かれる度に応えていました。
側にいた他の利用者さん2人も同じ質問に???と感じてはいらっしゃったでしょうが
口に出すこともせず、私とのやりとりを見守ってくださっていました。
そうこうする内にT乃さんが
T乃『かわいそうにね。。病気って辛いわね。。。。。』とそっと黒くなってしまった腕を触れられ・・・
利用者のSさんが
S『そうよ。病気は辛いのよ。でも負けてはダメ!自分に負けたらおしまい』と強くおっしゃいました。
Sさんもまた乳ガンの手術を受けられ、現在も闘病中なのです。
そんな辛い話を振り切るように話題は子供の話に変わって行きました
S『私は息子が2人、娘が1人・・・でもね息子はダメよ。お嫁さんという強い強いロープに引っ張られてるから』
と言い出し
T乃さんも
T乃『そうねぇ・・でもうちはお嫁さんが本当にいい人だから』とおっしゃり
今まで口を開かなかった傍らのAさんも
A『うちも!うちも!嫁さんがようしてくれるわ』
とお嫁さん自慢に発展していきました。
その間もずっとU子さんは私に肩を預けていましたが、トイレに行きたいとは言わなくなり
少し落ち着かれた様子でした。
小さく弱々しいU子さんの肩が愛おしくて・・・せつなくて。
私『ここでこうして出会ったのも何かのご縁ですね。』と私が言うと
S 『そうね~この歳になってもまだまだ良い事もあれば、悪い事もある。みんなで乗り越えて行きましょうよ』とまたまた力強い言葉を・・。
送迎車を待つほんの10分程度の時間の中で
何かしら共通の思いを抱き
寂しさ
脆さ
儚さ
そんな中に
温かさや
触れあう事の大切さを感じる事ができた
私は大切な宝物の種をいただき、それを心の中に播くことが出来ました。