【甲府へ行く】1949/S24 19歳
"革命的窃盗団"の窃盗容疑で逮捕されるが、黙秘を貫き釈放される。
その間に2人の仲間はすべての金と物資を持って逃亡した。
東京外語大を除籍された後、甲府市の父親のもとに帰り、共産党復帰。
自立演劇運動に打込み、アイルランド戯曲･岸田国士･三好十郎作品、
ムーラン･ルージュ芝居を舞台に乗せたり、自ら主演したりした。
パリ･モンマルトルのムーランルージュ(赤い風車)：キャバレー 1925年頃
【労働組合に入る】1950/S25 20歳
甲府自由労働組合情宣･文化部長として中小企業･日雇労働者の運動に専従。
【組合活動に奔走】1951/S26 21歳
自由労組を指揮して労働運動に奔走する。
共同工芸社争議では家宅侵入･器物損壊の共同謀議容疑で、父･英太郎とともに被告となる(詳細不明)。
【再び山谷へ】1952/S27 22歳
上京し再び山谷に居住。淀橋警察署焼打ち事件に連座、検挙されるが釈放。
新宿の日盛りを歩いていると、パチンコ屋からひばりの歌声が流れて来た。
♪リンゴの花びらが風に散ったよな･･･我にもなく涙が滲んだ。
山梨県下に潜行するが、再び逮捕され甲府刑務所に収監される(詳細不明)。
共産党から党員資格剝奪される。
【再び甲府へ】1953/S28 23歳
釈放後、甲府で孔版印刷｢五月工房｣社を設立。ルポを同人誌に発表。
中小零細企業･日雇労働者の組合運動と平和運動、文化運動に専念する。
甲府には、1958/S33年 28歳まで暮らした。
今日はここまで。それでは明日またお会いしましょう。
[Rosey]