今日から新しいシリーズを始める。
誰がいいか と思案していて、竹中労氏の名前を思いついた。
昨日まで取り上げて来た鈴木邦男氏も敬愛していたルポライターだ。
竹中労(たけなかろう:本名つとむ)1928/S03-1991/H03 ルポライター・アナーキスト・評論家
鈴木邦男氏も「竹中労 左右を越境するアナーキスト」という著書を書いた。
表紙画像は上半分のみ。因みに邦男氏は1943年生まれで15歳年少。
「人は、無力だから群れるのではない。あべこべに、群れるから無力なのだ」
・・・この言葉は竹中労氏の言葉である。カッコいい!
初めに、権力に抗う竹中労氏(以下、労氏と書く)の逸話の一つを紹介。
週刊読売連載の「エライ人を斬る」で、労氏は佐藤栄作総理夫人を取上げ、
「庶民ぶるネコなで声の権勢欲夫人」と愛子夫人を揶揄した。
猛妻で知られた愛子夫人は、名誉棄損で労氏を訴える、と編集部に通知。
驚いた編集部は直ちに連載を中止した。
一方的に連載を中止されて怒った労氏は逆提訴する。
佐藤寛子夫人と読売新聞社長に、500万円賠償と謝罪文掲載の要求訴訟。
邦男氏の著書には、訴訟の結果については残念ながら書いていない。
調べたら、8年後、読売側が慰謝料支払いと謝罪に応じて和解が成立。
ただ、謝罪文は公表しない条件がついていたようだ。
さて、邦男氏と仲が良かった佐高信氏も同じく労氏を敬愛していた。
その佐高氏による(※)と、労氏側証人に今東光氏が関わっている。
東光氏、かつて労氏に「反逆の志忘れたハゲ坊主」と書かれた。
にも拘わらず、証人となる氏も。いつか取り上げたい人物である。
最後に短い動画を1編。
今日はここまで。それでは明日またお会いしましょう。
[Rosey]