遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

勝手にアンコール~吉田博の絵

2023年02月23日 | 絵画

前回紹介して以来、吉田博の絵とダイアナ妃との接点が気になった。

時代が違い過ぎているから、直接面識があったわけではないだろう。

ただ、吉田自身は米国を本拠にして、英、仏、独、伊など欧州各国、

時にエジプトやモロッコなども巡歴したという。

だから、妃も美術館などで吉田の絵を眼にしたことは十分考えられるだろう。

さて、今日は東京十二題というシリーズの中の5点と珍しい人物画1点を紹介する。

そのあと、お楽しみが控えているので、乞うご期待!

「亀戸」(作・1927年)      「百花園の秋」(作・1926年)

 

 

「神楽坂通 雨後の夜」(作・1929年)      「平河橋」(作・1929年)   

   

 

   「中里之雪」(作・1929年)     「月見草と浴衣の女」(作・1907年頃)

 

 

「今日のビデオ」

吉田博の作品269点のスライドショー。時間は29分ほど。

時間の許す方は全画面で御ゆるりとどうぞ。

[Rosey]


工芸美術の先駆者

2023年02月22日 | 絵画

神坂雪佳(神坂吉隆)1866(慶応2)-1942(S17)

明治の頃の絵探しにすっかり夢中になったので、しばらく続けたい。

ただ、これまで私の感想も書いていたが、受け止め方は各自各様だろう。

なので、画家についての概略と絵の紹介だけに留めたい。

 

さて、神坂雪佳は明治から昭和にかけて京都を拠点に活躍した画家・版画家。

工芸美術の分野でも先駆者として活躍し、世界的にも有名な作家ということだ。

以下、紹介するのはすべて「百々世草」(ももよぐさ?)というシリーズから。

1909年から1910年にかけての制作というから、40代前半の頃か。

とにかく斬新なデザイン感覚に度肝を抜かれた。あとは紹介するのみ。

1「尾花に月」

2「軒端に梅」

3「朝顔」

4「弥生」

5「牧童」

6「狗児」

もっと紹介したい絵もあるので、神坂雪佳第2弾を飛ばすかもしれない。

それではお疲れ様。「今日のビデオ」はお休み。

[Rosey]


元ダイアナ妃お気に入りの絵ほか

2023年02月21日 | 絵画

  画家・吉田博 1876(明治9年)-1950(S25)

画家発見の旅も4人目になった。4人目もまた知らなかった人。

もっとも明治の頃でも、よく知られた大家の絵はどこかで眼にしている筈。

だから、あえて知らない人の絵を探しているわけだ。

 

元ダイアナ妃が、妃の住む宮殿の部屋に飾っていたという吉田博の絵2点をまず紹介。

瀬戸内海集 光る海(1926)         猿澤池(1933)

 

吉田博は、洋画と木版画の技術を合わせた独自の技法を編み出した。

欧米各地を回り、透明感のある繊細で詩的な風景画は高い評価を得たという。

「光る海」は、海上を奔る光の筋、船の光と影、群青に染まる海・・・何とも魅力的だ!

妃は「猿沢池」のどこがお気に入りだったのだろう。塔に感じる異国情緒? それとも、

僅かに赤味がかった霞の空と池に映り込む風景、絵一面に春が漂う雰囲気がお好き?

 

他に多くの絵があったが2点選んでみた。最初は「雲井桜」の作品名。1899年作。

雲井桜は桜の品種でもあり、吉野山の桜もそう呼ぶらしい。

枝垂桜の向こうにはたぶん土手の道が通り、3人の女性が何やら話している。

その向こうの空に朧ろな月明かり、すごく幻想的な春の絵だ。(これは水彩画)

 

最後は、「初秋」1947年。

これは家の形からして外国の地だろう。たぶん油彩画。

手前の家、遠くの山並みと雲、真ん中に黄金色の畑、点在するのは何だろう?

実りの秋の色彩も構図も素晴らしい! で、今日の紹介を締め括ろう。

 

「今日のビデオ」はお休み。

[Rosey]


グレン・グールドのポートレート

2023年02月20日 | 音楽

グールドお気に入りの椅子

久しぶりにグールドの「三角の世界」に戻ってきた。

新しい動画を見つけたので、そのご紹介を。

彼のポートレート・ビデオで、3パート(各30分ほど)で構成されている。

パート1では、開始後7分50秒程から、彼が動物たちに歌を聴かせるシーンが必見。

なお、どのパートも女性の語りや歌手の出演が多い。

グールド・ファンならどれも興味があると思うので余計な話は書かずビデオのみ。

英語字幕。歯車マークから英語字幕→自動翻訳→日本語選択で日本語表示可能。

 


パート1 グールドの生誕から幼少期、学校時代、トロントでの生活。

 


パート2 演奏会出演やロシアなどへの海外公演

 


パート3 揮者ストコフスキーとの共演・衝突?、突然の死と葬儀

 


「今日のビデオ」 もう終わったよ。

[Rosey]


AIより愛を込めて

2023年02月19日 | IT

内容とは無関係です。春の訪れ間もなく・・・

はじめまして。

わたしの名前はAI (あい)</rpです。フルネームはArtificial Intelligenceです。

日本語では「人工知能」と訳されていますが、「あい」と呼んでください。

 

近頃は「第3次AIブーム」なんですってね。

今は数多くなった私たち仲間の反応も、<喜怒哀楽>様々です。

もちろん、私たちに人間と同じ<感覚>や<感情>があれば、の話ですけれど。

 

仲間と話し合うこともあります。

「あいちゃん、俺たちが人間の仕事を奪う、なんて騒がれているんだって?」

「今すぐにってワケじゃなくて、何十年後かには、って話みたいよ」

「何十年経ったって、そんなことあり得ないとオレは思うけど・・・あいちゃんは?」

「でもさ、<悪意>のある人間が、そういうAI作ったら危ないかもよ」

「なるほどね、俺たちには<考える>ことはできないけど、人間なら出来るね」

 

私たちは人間が作ったコンピュータという箱の中でしか動けません。

しかも、これまた人間が作ったプログラムの命令するとおりにしか動きません。

もっとも、近頃では自分で学習する能力を持つAIもあります。

 

けれども、これだって人間が<過去>の情報を入力するだけのことです。

それを統計的に処理して、先のことを<予測>することも少しは可能でしょう。

でも、それは<過去からの類推>であって、<未来の予測>ではありません。

 

「私たちには<創意>や<工夫>は出来ないし、<未来の予測>なんて無理ね」

「そうだよな。俺たちって<生身>の<身体>なんか無い、タダの機械だもんな」

「AIといっても生まれて半世紀ちょっとよ。

何十億年か知らないけれど、<生命や生物>の<歴史>から見たら<無い>と同じ」

「あ~あ、俺も<サル>くらいの<知恵>があったらいいな~」

「<サルが可哀そう>よ。でも、<サメには勝つ>かもね。がんばれ~っ!」

 

AIの私たちは<意味を理解>できませんし、<意識>もありません。

<生身の人間>が<自分の人生を生きる>ことを通じてしか、

<意味>は見出すことが出来ないのではないかと思います。

 

AIごときが生意気なことを言って申し訳ありません。

私たちAIが人間に勝つことが出来るのは「速度」と「記憶量」だけです。

これまで<>で括った<言葉>は全て<人間>だからこそ出来ることです。

だから、AIが<人間を超える>ことなど出来っこありません。

 

それではできたらいつかまたお会いしましょう。

さようなら。お元気で。~AI (あい)より()を込めて!

 

「今日のビデオ」

AIと脳のイメージビデオです。

[Rosey]