これまで大人になってから進行する変性側弯の「痛み」について説明をしてきました。今回は、痛み以外の症状についても、簡単ですが記載したいと思います。前回までの記事をお読みいただいて、変性側弯と呼ばれる病態について、ある程度イメージを掴んでいただくことはできたと思います。 主に腰椎.....腰から始まる病気ですので、患者さんは「腰が痛い」という悩みから始まるわけですが、病態が進行しますと、神経根に由来する症状、馬尾神経に由来する症状が出現してきます。
◇神経根症状 神経に沿って腰から脚にかけて痛みやしびれが起こる。左右両側に起こるケースもあるが、ほとんどは左右どちらか片側だけに症状が出る。
◇馬尾症状 馬尾神経部位で狭窄が発症している。症状は重く、両脚のしびれや麻痺が広範囲に及び、「間欠性跛行」が顕著に見られる傾向がある。また、馬尾は膀胱や直腸の働きにも関係しているため、排尿・排便の障害が見られるケースもある。
上記の説明で、間欠跛行(かんけつはこう)という用語がでてきましたが、病気に詳しい方は、この間欠跛行が「脊柱管狭窄症」により生じるもの。ということをご存じの方も多いと思います。
私はこのブログの目的上、側弯症のひとつである「大人の側弯」を説明するために、そして新しい手技XLIFの手術適応を説明する為に
変性側弯という用語を用いてきましたが、次のような流れで、症状を説明することもできます。
「腰痛」→「脊柱管狭窄」→「変性側弯」
年齢を重ねるほどに「腰痛」に悩まれるかたは多くなっていくわけですが、「腰痛」の原因が、椎体や椎間板の変性に由来しているものである場合、その変形・変性が進行していくことにより、やがて「脊柱管狭窄」による排尿排便障害のリスクを低減する為に、神経を圧迫している狭窄部を開大開放してあげる為の手術 (laminectomyラミネクトミー) をしなければなりません、と医師から告げられることになります。 それ以前の「間欠跛行」がひどくて、日常生活に不便を生じる段階で手術することのほうが多いかもしれません。いずれにせよ、症状の進行度は、つまり腰椎の変形・変性が進行していることですので、どこかのタイミングで「手術を」考えざるえない経験をすることになると思います。 変性側弯とは、脊柱管狭窄もともない、また腰椎が「曲がる」ことも伴って、外観上の変化の進行していくことになります。 下に典型的な例としての写真を掲示してみました。
august03
☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。
医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?
◇神経根症状 神経に沿って腰から脚にかけて痛みやしびれが起こる。左右両側に起こるケースもあるが、ほとんどは左右どちらか片側だけに症状が出る。
◇馬尾症状 馬尾神経部位で狭窄が発症している。症状は重く、両脚のしびれや麻痺が広範囲に及び、「間欠性跛行」が顕著に見られる傾向がある。また、馬尾は膀胱や直腸の働きにも関係しているため、排尿・排便の障害が見られるケースもある。
上記の説明で、間欠跛行(かんけつはこう)という用語がでてきましたが、病気に詳しい方は、この間欠跛行が「脊柱管狭窄症」により生じるもの。ということをご存じの方も多いと思います。
私はこのブログの目的上、側弯症のひとつである「大人の側弯」を説明するために、そして新しい手技XLIFの手術適応を説明する為に
変性側弯という用語を用いてきましたが、次のような流れで、症状を説明することもできます。
「腰痛」→「脊柱管狭窄」→「変性側弯」
年齢を重ねるほどに「腰痛」に悩まれるかたは多くなっていくわけですが、「腰痛」の原因が、椎体や椎間板の変性に由来しているものである場合、その変形・変性が進行していくことにより、やがて「脊柱管狭窄」による排尿排便障害のリスクを低減する為に、神経を圧迫している狭窄部を開大開放してあげる為の手術 (laminectomyラミネクトミー) をしなければなりません、と医師から告げられることになります。 それ以前の「間欠跛行」がひどくて、日常生活に不便を生じる段階で手術することのほうが多いかもしれません。いずれにせよ、症状の進行度は、つまり腰椎の変形・変性が進行していることですので、どこかのタイミングで「手術を」考えざるえない経験をすることになると思います。 変性側弯とは、脊柱管狭窄もともない、また腰椎が「曲がる」ことも伴って、外観上の変化の進行していくことになります。 下に典型的な例としての写真を掲示してみました。
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☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?