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側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

高齢者の側弯症 50代女性のケース

2008-11-03 17:35:53 | 大人の側弯症進行



高齢者の側弯症について、実際の症例をご紹介させていただきます。
(写真は下記URL参照)
  http://sokuwan.googlepages.com/adultscoliosis3

 .....患者さんの手記として
 母が私のそくわん症を発見したのは、私が12歳のときでした。
 当時、たくさんの医者に診てもらいましたが、どうにもならない。と言うのが
 彼らの答えでした。カイロプラクティックにも週に数回も通いましたが、
 何の効果もありませんでした。
 思春期を迎える頃にはどういう洋服をきれば隠せるかを試すのに懸命でした。
 母もいろんな手助けをしてくれました。

 何年かが過ぎました。私は自分の背中が真っすぐになってくれることを切望する
 ことが止められませんでした。その為に何人もの外科医を訪問しました。
 でも、彼らの説明を聞くたびに、その手術の内容が怖くて手術に踏み切ることが
 できませんでした。
 そういうとき、1991年のことですが、私の友人がとある脊椎外科医のことを紹介
 してくれました。
 私が初めて Dr.Bridwellに診てもらったとき、先生は私の手術は手遅れではない
 ということを説明してくれました。私の場合は、思春期特発性側弯症がそのまま
 いまだに進行しているタイプで、手術することを推奨しました。
 でも、とても怖く、どうすべきかを考えに考えて、悩み続けていました。
 そういう状況のときに、夫が私を勇気づけてくれました。
 初めて手術をする、と決めたとき私はすでに50代のはじめになっていました。
 
 手術...脊柱固定術と thoracoplasty (胸郭形成術)は成功しました。
 でも、術後の痛みは、いままでに経験したこともないほどにたいへんでした。
 そのような痛みにも関わらず、術後に私がした最初のことは、鏡で背中を見る
 ということでした。その背中の変わりように、私は驚きと、そしてうれしさ。

 それ以来、私は洋服を買うのがとても楽しみになりました。何も悩まずに
 変形した身体のときは、フィットするかどうかにつねに悩んでいたのですが
 いまではそのような心配をすることなく買える、ということを楽しんでいます。
 
 状況説明として :
 12歳   (1960年代) 特発性側弯症発症
 40代後半 (1991年) 73度/48度のダブルカーブ進行中
 50代   (1995年) 手術 

 (オリジナルは下記URLより)
 http://www.bridwell-spinal-deformity.com/subject.php?pn=practice1030


あやめの会 患者手記「中年以降の脊柱側弯症」に57歳女性の経験が綴られていますので、そちらもご参照ください
  http://www.sokuwan.org/


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ブログ内の関連記事
 「高齢者の側弯症 Q&Aシリーズ 1~5」

Little by little 関連記事「大人の側弯症」
 http://sokuwan.googlepages.com/adultscoliosis2



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