~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

側わん症患者さんへのレントゲン撮影

2008-04-12 00:51:52 | 脊柱検診スクリーニング
前回の写真とこれらを比較していただきますと、前回のものが「ニセモノ」だと
いうことがよくおわかりになると思います。

先のブログの女子高生がどういう経緯であのような偽物のレントゲン写真もどきを
入手したかは不明です。東京の側わん症専門の整体に通っていることをブログの
売りにしているようですから、おそらくあの池袋の大○整体の関係者か、あるいは
アルバイトでも頼まれて整体宣伝のためのブログを書いているのかもしれません。
日本は、表現の自由の国ですから、あのようなブログがあること自体は驚くには
値しませんし、規制することもできません....規制はできませんが、同時に、それ
に対する反論/批判を展開する私のようなブログも表現の自由が守られている、
ということになるわけです。

話はレントゲン撮影に移りますが、撮影の仕方でコブ角の角度が変動することが
注意されています。

    いずみ整形外科クリニック
    http://blog.goo.ne.jp/august03/e/fa0e6d37fb0090111de57282276efa0b

整体によっては、どうやら知り合いの内科とか極端には整形外科で患者さんに
レントゲン撮影に出向いてもらい、そのレントゲン写真をベースにして施術します
などということをうたい文句にしているところもありますが、そのような側彎症の
専門医師以外のところで撮影したレントゲン写真には、正確性に疑問があります。
正しい診断があってこその治療方針です。整形外科とはいえ、現代はさらに専門性
が細分化されています。医科大学で全ての分野を学んでいるわけではありません。
大きく整形外科といっても、専門分野は、人工関節、スポーツ医学、神経、手の外科、
腫瘍、リウマチ、脊椎などというように分野はわかれています。脊椎のなかでも
頸椎、腰椎、側彎症ではまたそれぞれに専門性が深まります。

側彎症の治療は側彎症専門医師に診ていただく、それが患者さんが第一に守るべき
基本となります。

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ブログ内の関連記事
「側湾症手術のタイミングについて」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/137b907b3e7e5b9dbb099d72161b6a92

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