新年おめでとうございます。年末の紅白、除夜の鐘の音、新年のおせち
それらとはまったく無縁な年末年始を過ごしている august03です。
昨年一度帰国したのですが、やり残した仕事が山のように残っているために
再び米国に戻り、研究室にこもり続ける生活を続けています。
忙しさにかまけてほとんど新しい情報のアップができずにおり、恐縮しつつ
この一時間ほどStep by stepを見返してみたり、ネット検索をしてみたりして
おりました。この「側弯症ライブラリー」を書き出してから今年で丸三年を迎える
ことになります。長かったような、でもあっというまの三年でもありました。
この三年で何かが変わったでしょうか? 私にはその変化は見えません。
日本における側弯症治療の環境は改善したのでしょうか? このブログが誰かの
役に立ったでしょうか ? そういう問いかけの言葉が心のなかから上がって来る
のですが、同時に、こういう言葉も聞こえてきます。
続けること、ただひたすら続けること、その結果がどういうものであるかが重要
なのではなく、続けること自体が大切なのだ、と。
側弯症(ここではその中でも思春期特発性側弯症を想定して書きます)は、難解な
病気です。原因が不明なのですから、現代医学ができることは対処治療という事
になるわけで、その根本的原因が解明されない限り、真の意味での「治療」は
行われていない。ということになるからです。
そして、そこに「民間業者-側わん整体」が入りこむ隙があるわけです。
さらさらとネット検索をしてみますと、日本のインターネット上にはいまだに
測わん整体のホームページが、こども騙しの写真を掲げながら「側弯症を治療
しました」という宣伝を掲げていました。
おもしろいのは、以前に比較すると、どこかで見たことのあるような、様々な
「医学用語」を並べたてて、あたかも医学的効用に裏付けられているような雰囲気
作りに励んでいることでした。彼らもまんざら「勉強」していないわけでもない
ようです.......そういう点では、Step by stepもまんざら役にたっていないわけ
でもなさそうです。
でも、そこに掲示されている「写真」は三年前からのものとまったく変わっては
いませんでした。
どうやら、ホームページの体裁は新しくしていますが、新しい患者さんはいない
ようです。
こうして久しぶりにブログに向かっているのは、年末年始ということで少し気持ち
と時間にゆとりができたせいでもあるわけですが、そのおかげで、やはり書き続け
ないといけないな、という気持ちにさせてもらいました。特に、いまだにネットに
はびこる「側ワン整体」「測わんヨガ」の広告の氾濫状態を見ますと、まだまだ
日本の側弯症治療環境の浄化が進んでいない。という思いが強まりました。
Step by step「側弯症ライブラリー」の目的のひとつは、側弯症という病気についての
正しい知識の普及です。この三年間で書きとめた記事を総合して読んでいただければ
まったくこの病気について知らなかった方も、この病気がどういうものであるかを
少なからず知るてがかりにはなるだろうと思います。でも、それだけでは不十分で
あることをあらためて再確認したところです。ちょっと手を休めると、民間業者が
またふらふらと頭をもたげてくるようです。
宗教であるならば、ひとがどういう信仰を持つことも気にもしませんし、私が
とやかく述べる筋のことでもありません。しかし、側弯症は病気であって、病気は
宗教では治りません。病気について語り、病気について説明するのは医学の分野で
あって、宗教の分野ではありません。民間業者がやっていることは、治療のふりを
した宗教行為のようなものであって、医学への冒とくであり、科学をないがしろに
する行為です。しかも、そこにはつねに被害を蒙る患者さんの存在があります。
自分の金もうけの為に患者さんを騙して利用するという、そういう行為に対して
許し難いものを感じます。様々な意味で、彼らの存在は日本という国の社会性と
民度の恥以外の何者でもありません。
医学は科学の世界であり、科学はいまだ解明されていない未知の事象への挑戦の
連続です。医学はまさに未知への挑戦の連続であり、それはいまこの時も続けられ
ていることです。
私は、私自身が医学に携わり研究を続けている身であることから、彼ら測わん整体
のやっていることが医学の進歩の妨げであることに対しても危ぐの念を抱いてしまい
ます。
彼らは、あたかも「側弯症」はもう治療法の確立した病気で、難病でもなんでも
ない。整形外科では治せなくても、自分らなら治療できる「たいした病気ではない」
ということを宣伝しているわけです。そくわんヨガも同様に、医学的裏付けもなく
患者に治療同様の行為を行って患者を危険な状態に陥れています。
彼らの宣伝には、「治った」と称する写真例がやまのようにでてくるわけですが
それが真実でないことは明らかです。もしそれが真実であるならば、ネットで
患者をだます宣伝など載せなくても、患者は全国から黙っていても集まってきて
患者さんから患者さんへと伝わる評判は世界中にも広まることでしょう。
彼らと同様のことをやる輩はこの米国にもいますが、誰もそのような宣伝に見向き
をする人はいません。なぜならば、人々は何が真実であるかを知っているからです
真実のひとつは、特発性側弯症の原因は不明だということ。対処治療として早期で
あれば装具療法が行われるということ。ある角度を超えたら、手術という選択肢が
あるということ。
そこには、民間業者のはいり込む隙はありません。アメリカ人という人たちはある
意味でおもしろい特性があるように思うのですが、彼らは神(GOD)を信じているの
ですが、同時に科学的合理性という面も非常に注意を払っているように感じます。
医学的事実がどういうことで、この病気がどういう内容のもので、どういう治療を
するのか、そういうことを学ぶ機会も日本よりは多くありますが、何よりも、
日本であればいまだに続く「藁にもすがる」というそういう面での後進性はない
と思います。
しかし何よりも、一番の後進性は、いまだにネットで患者さんをだます宣伝を
続ける測ワン整体が存在する、ということ自体にあるわけですが。
医学は未知への挑戦、という言い方をさきほど使いました。
ネットを検索していましたら、以前ご紹介した「clinical trial (臨床試験)」
日本風にいいますと、「治験」のページにいきつき、そういえばこのことを前に
紹介したなあ。とちょっと感慨にふけってしまいました。
以下がそのページになります。
http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00448448?recr=Open&cond=%22Scoliosis%22&rank=12
Bracing in Adolescent Idiopathic Scoliosis Trial (BrAIST)
治験タイトルは
思春期特発性側弯症における装具治療 となつています。
This study is currently recruiting participants.
Verified by National Institute of Arthritis and Musculoskeletal and
Skin Diseases (NIAMS), September 2009
First Received: March 14, 2007 Last Updated: September 1, 2009
2007年3月からスタートし、昨年9月まで患者さんを採用し続けていたことになります
以前の記事にも書いたのですが、この治験のすごいなあと思ったことのひとつに
政府機関がスポンサーとしてバックアップしていることがあげられます。
National Institute of Arthritis and Musculoskeletal and Skin Diseases
http://www.niams.nih.gov/
臨床試験というものは患者さんのボランティアで成立するものですが、しかし
実施には莫大な費用を必要とすることから、日本ではこのような治験実施は
おそらく不可能でしょう。
試験内容は以前の記事をリンクしましたので、そちらを参照していただきたい
のですが、500人の思春期特発性側わん症のこどもたちをふたつのグループに分けて
装具療法をするグループと、「しない」グループでの「差」がどうなるかを検証
しようというものです。いわば人体実験のような感じですが、そのギリギリの線
まで実際にやってみて結果を比較してみないと「医学的真実」というものは
わからないものなのです。
この臨床試験の結果は今年2010年8月頃にまとめられる計画ですので、おそらく
年末頃にはなんらかの研究結果論文が発表されるのではないかと思います。
その結果は、当然のことですが、日本の医学界にも影響を与えることになります。
その結果を踏まえて、装具療法の考え方が変わるかもしれません。
もちろん、現在の方針を裏付けるものになるかもしれません。いずれの場合にしても
そのように、医学データによって裏付けられた「事実」が積み重なることが
イコールとして患者さんの利益に繋がるわけです。
医学とは、事実を検証することで成立するものです。A先生がこれこれこういう方法がある、
と発表すると、まったく別の病院のB先生がその方法を検証して、それが事実か
あるいはどこかに科学的に誤謬が潜んでいないかを調べるわけです。
そのようにして、お互いに、切磋琢磨していくこと、それが医学であり、そういう
裏付けがあるからこそ、患者さんへの適切な治療ができるわけです。
添付した画像は、この治験を実施しているShriners小児病院のホームページに掲載
されいてるこの臨床試験についての説明です。
http://www.goosetowngraphics.com/braist/Shriners/what.htm
日本の患者さんはこの治験に参加することもできませんし、さらには日本では
このような大規模な治験は実現が困難です。
でも、この治験結果の恩賜は日本の皆さんも享受することができます。医学とは
そういう国際性をもったものです。
鈴木信正先生が、二十年以上も前から側弯症治療の大原則、治療方針、治療方法を
述べられてきました。しかし残念なことに、大塚側わん整体をはじめとする業者の
ほうがインターネット宣伝でやまほどの宣伝を流し、あげくには公明党や、
公明党の元厚生労働大臣まで宣伝に引っ張り出すという巧妙さにより、あたかも
鈴木信正先生をはじめとする側弯症を専門とする先生がたがうそつき、あるいは
ダメ医者的なイメージがこの日本には長いあいだはびこってきました。
患者さんのフリをしたコメントがいまでも、掲示板に飛び込んできます。
こういう環境は整備されなければいけません。過去に繰り返された整体による被害
を繰り返してはいけません。繰りかえさせてはいけません。
側弯症に対する正しい知識を普及させ、日本の治療環境を正しい状態にするために
今年もこのStep by stepを書き続けていくことにします。
2010 New year's resolution
august03
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関連記事
「追記あり) 装具治療の有効性の証明 比較試験の意味」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/a80df16dfc40acbed11f304aa24736dd
「日本のそくわん症のこどもをもたれてるお母さんがたへ」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/fa177db42d59544142893d9f55a538bc
それらとはまったく無縁な年末年始を過ごしている august03です。
昨年一度帰国したのですが、やり残した仕事が山のように残っているために
再び米国に戻り、研究室にこもり続ける生活を続けています。
忙しさにかまけてほとんど新しい情報のアップができずにおり、恐縮しつつ
この一時間ほどStep by stepを見返してみたり、ネット検索をしてみたりして
おりました。この「側弯症ライブラリー」を書き出してから今年で丸三年を迎える
ことになります。長かったような、でもあっというまの三年でもありました。
この三年で何かが変わったでしょうか? 私にはその変化は見えません。
日本における側弯症治療の環境は改善したのでしょうか? このブログが誰かの
役に立ったでしょうか ? そういう問いかけの言葉が心のなかから上がって来る
のですが、同時に、こういう言葉も聞こえてきます。
続けること、ただひたすら続けること、その結果がどういうものであるかが重要
なのではなく、続けること自体が大切なのだ、と。
側弯症(ここではその中でも思春期特発性側弯症を想定して書きます)は、難解な
病気です。原因が不明なのですから、現代医学ができることは対処治療という事
になるわけで、その根本的原因が解明されない限り、真の意味での「治療」は
行われていない。ということになるからです。
そして、そこに「民間業者-側わん整体」が入りこむ隙があるわけです。
さらさらとネット検索をしてみますと、日本のインターネット上にはいまだに
測わん整体のホームページが、こども騙しの写真を掲げながら「側弯症を治療
しました」という宣伝を掲げていました。
おもしろいのは、以前に比較すると、どこかで見たことのあるような、様々な
「医学用語」を並べたてて、あたかも医学的効用に裏付けられているような雰囲気
作りに励んでいることでした。彼らもまんざら「勉強」していないわけでもない
ようです.......そういう点では、Step by stepもまんざら役にたっていないわけ
でもなさそうです。
でも、そこに掲示されている「写真」は三年前からのものとまったく変わっては
いませんでした。
どうやら、ホームページの体裁は新しくしていますが、新しい患者さんはいない
ようです。
こうして久しぶりにブログに向かっているのは、年末年始ということで少し気持ち
と時間にゆとりができたせいでもあるわけですが、そのおかげで、やはり書き続け
ないといけないな、という気持ちにさせてもらいました。特に、いまだにネットに
はびこる「側ワン整体」「測わんヨガ」の広告の氾濫状態を見ますと、まだまだ
日本の側弯症治療環境の浄化が進んでいない。という思いが強まりました。
Step by step「側弯症ライブラリー」の目的のひとつは、側弯症という病気についての
正しい知識の普及です。この三年間で書きとめた記事を総合して読んでいただければ
まったくこの病気について知らなかった方も、この病気がどういうものであるかを
少なからず知るてがかりにはなるだろうと思います。でも、それだけでは不十分で
あることをあらためて再確認したところです。ちょっと手を休めると、民間業者が
またふらふらと頭をもたげてくるようです。
宗教であるならば、ひとがどういう信仰を持つことも気にもしませんし、私が
とやかく述べる筋のことでもありません。しかし、側弯症は病気であって、病気は
宗教では治りません。病気について語り、病気について説明するのは医学の分野で
あって、宗教の分野ではありません。民間業者がやっていることは、治療のふりを
した宗教行為のようなものであって、医学への冒とくであり、科学をないがしろに
する行為です。しかも、そこにはつねに被害を蒙る患者さんの存在があります。
自分の金もうけの為に患者さんを騙して利用するという、そういう行為に対して
許し難いものを感じます。様々な意味で、彼らの存在は日本という国の社会性と
民度の恥以外の何者でもありません。
医学は科学の世界であり、科学はいまだ解明されていない未知の事象への挑戦の
連続です。医学はまさに未知への挑戦の連続であり、それはいまこの時も続けられ
ていることです。
私は、私自身が医学に携わり研究を続けている身であることから、彼ら測わん整体
のやっていることが医学の進歩の妨げであることに対しても危ぐの念を抱いてしまい
ます。
彼らは、あたかも「側弯症」はもう治療法の確立した病気で、難病でもなんでも
ない。整形外科では治せなくても、自分らなら治療できる「たいした病気ではない」
ということを宣伝しているわけです。そくわんヨガも同様に、医学的裏付けもなく
患者に治療同様の行為を行って患者を危険な状態に陥れています。
彼らの宣伝には、「治った」と称する写真例がやまのようにでてくるわけですが
それが真実でないことは明らかです。もしそれが真実であるならば、ネットで
患者をだます宣伝など載せなくても、患者は全国から黙っていても集まってきて
患者さんから患者さんへと伝わる評判は世界中にも広まることでしょう。
彼らと同様のことをやる輩はこの米国にもいますが、誰もそのような宣伝に見向き
をする人はいません。なぜならば、人々は何が真実であるかを知っているからです
真実のひとつは、特発性側弯症の原因は不明だということ。対処治療として早期で
あれば装具療法が行われるということ。ある角度を超えたら、手術という選択肢が
あるということ。
そこには、民間業者のはいり込む隙はありません。アメリカ人という人たちはある
意味でおもしろい特性があるように思うのですが、彼らは神(GOD)を信じているの
ですが、同時に科学的合理性という面も非常に注意を払っているように感じます。
医学的事実がどういうことで、この病気がどういう内容のもので、どういう治療を
するのか、そういうことを学ぶ機会も日本よりは多くありますが、何よりも、
日本であればいまだに続く「藁にもすがる」というそういう面での後進性はない
と思います。
しかし何よりも、一番の後進性は、いまだにネットで患者さんをだます宣伝を
続ける測ワン整体が存在する、ということ自体にあるわけですが。
医学は未知への挑戦、という言い方をさきほど使いました。
ネットを検索していましたら、以前ご紹介した「clinical trial (臨床試験)」
日本風にいいますと、「治験」のページにいきつき、そういえばこのことを前に
紹介したなあ。とちょっと感慨にふけってしまいました。
以下がそのページになります。
http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00448448?recr=Open&cond=%22Scoliosis%22&rank=12
Bracing in Adolescent Idiopathic Scoliosis Trial (BrAIST)
治験タイトルは
思春期特発性側弯症における装具治療 となつています。
This study is currently recruiting participants.
Verified by National Institute of Arthritis and Musculoskeletal and
Skin Diseases (NIAMS), September 2009
First Received: March 14, 2007 Last Updated: September 1, 2009
2007年3月からスタートし、昨年9月まで患者さんを採用し続けていたことになります
以前の記事にも書いたのですが、この治験のすごいなあと思ったことのひとつに
政府機関がスポンサーとしてバックアップしていることがあげられます。
National Institute of Arthritis and Musculoskeletal and Skin Diseases
http://www.niams.nih.gov/
臨床試験というものは患者さんのボランティアで成立するものですが、しかし
実施には莫大な費用を必要とすることから、日本ではこのような治験実施は
おそらく不可能でしょう。
試験内容は以前の記事をリンクしましたので、そちらを参照していただきたい
のですが、500人の思春期特発性側わん症のこどもたちをふたつのグループに分けて
装具療法をするグループと、「しない」グループでの「差」がどうなるかを検証
しようというものです。いわば人体実験のような感じですが、そのギリギリの線
まで実際にやってみて結果を比較してみないと「医学的真実」というものは
わからないものなのです。
この臨床試験の結果は今年2010年8月頃にまとめられる計画ですので、おそらく
年末頃にはなんらかの研究結果論文が発表されるのではないかと思います。
その結果は、当然のことですが、日本の医学界にも影響を与えることになります。
その結果を踏まえて、装具療法の考え方が変わるかもしれません。
もちろん、現在の方針を裏付けるものになるかもしれません。いずれの場合にしても
そのように、医学データによって裏付けられた「事実」が積み重なることが
イコールとして患者さんの利益に繋がるわけです。
医学とは、事実を検証することで成立するものです。A先生がこれこれこういう方法がある、
と発表すると、まったく別の病院のB先生がその方法を検証して、それが事実か
あるいはどこかに科学的に誤謬が潜んでいないかを調べるわけです。
そのようにして、お互いに、切磋琢磨していくこと、それが医学であり、そういう
裏付けがあるからこそ、患者さんへの適切な治療ができるわけです。
添付した画像は、この治験を実施しているShriners小児病院のホームページに掲載
されいてるこの臨床試験についての説明です。
http://www.goosetowngraphics.com/braist/Shriners/what.htm
日本の患者さんはこの治験に参加することもできませんし、さらには日本では
このような大規模な治験は実現が困難です。
でも、この治験結果の恩賜は日本の皆さんも享受することができます。医学とは
そういう国際性をもったものです。
鈴木信正先生が、二十年以上も前から側弯症治療の大原則、治療方針、治療方法を
述べられてきました。しかし残念なことに、大塚側わん整体をはじめとする業者の
ほうがインターネット宣伝でやまほどの宣伝を流し、あげくには公明党や、
公明党の元厚生労働大臣まで宣伝に引っ張り出すという巧妙さにより、あたかも
鈴木信正先生をはじめとする側弯症を専門とする先生がたがうそつき、あるいは
ダメ医者的なイメージがこの日本には長いあいだはびこってきました。
患者さんのフリをしたコメントがいまでも、掲示板に飛び込んできます。
こういう環境は整備されなければいけません。過去に繰り返された整体による被害
を繰り返してはいけません。繰りかえさせてはいけません。
側弯症に対する正しい知識を普及させ、日本の治療環境を正しい状態にするために
今年もこのStep by stepを書き続けていくことにします。
2010 New year's resolution
august03
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関連記事
「追記あり) 装具治療の有効性の証明 比較試験の意味」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/a80df16dfc40acbed11f304aa24736dd
「日本のそくわん症のこどもをもたれてるお母さんがたへ」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/fa177db42d59544142893d9f55a538bc