~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

とちぎ子ども医療センター (投稿より抜粋 - part 2 )

2010-11-22 23:01:20 | VEPTR COM JAPAN
先天性側わん症のこどもの広場 Patio2より抜粋してご紹介します


30 ひよこさんへ white key 2008/04/02 15:17

とても不安な事だと思います。先天性側わん症と診断を受けたのであれば自治医大の小児整形に、吉川(きっかわ)先生という方がいらしゃいます。アドバイスそして良き治療法を見い出してくれると思います。一度受診されてみる事をお薦めします

  http://www.jichi.ac.jp/hospital/top/medical-services/25.html

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August03より

 おそらく、同じ病気のお子さんをお持ちの全国のお母さん、お父さんがたは、近くの、できれば車で1時間ほどの距離の病院でこどもの病気を診てもらえないか、そういう病院はないかと、必死で探された経験をお持ちだと思います。整形外科を掲げる病院、クリニックはおそらく、苦労せずとも近所にあるはずです。でも、整形外科医であれば、誰でもが「側わん症」......特発性であれ先天性であれ.....を正しく診察し、適切な治療の道を進められるものではありません。 この点についても、何度もこのStep by stepのなかで述べさせていただきました。「側わん症」は、整形外科の先生のなかはもとよりのこと、脊椎外科を専門とする先生がたの中でも、さらに特殊な部類に属する病気であり、この病気の治療に正面から取り組んで、この病気と格闘している先生というのは、この日本の中でも少ないというのが現実だと思います。治療の対象が「こども」.....ときには赤ちゃんからはじまるわけですから、治療が難しい範疇の病気だということがおわかりいただけると思います。さらには、治療が10年、20年の長さのスパンで検討し、治療をしていくという根気のいる作業だということ、そして、思春期という繊細な時期のこどもを診ていくことの精神的なストレスは、医師の側にも発生するものです。

そういう難しい病気を、自分の医師としてのライフワークとして取り組んでいる先生というのは、決して多くはありません。あえて述べる必要もないほどに、名城病院の川上先生、辻先生等がその少ない先生がたのなかでも、皆さんの会話のなかに登場する頻度が高いのは、そのような日本の医療事情の背景があるためです。

皆さんのなかには、名城病院がもっと近くにあってくれれば良かったのに,,,,と思われた方は少なくないと思います。

ここでひとつ述べることができるのは、側わん症に取り組んでいる先生がたは、ある種のネットワークを作っているということです。
white keyさんがご紹介されている 自治医科大学・とちぎ子ども医療センターにおられる吉川先生も、川上先生とのネットワークを持たれている先生のおひとりです。皆さんの中には、川上先生とこども医療センターでお会いになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いまや川上先生は、名古屋の川上ではなく、世界のKawakamiと呼ばれるほどに、世界中の側わん症の先生方が認めておられる先生です。その川上先生とネットワークを組まれて、治療にあたっておられる吉川先生は、次世代を担う先生のお一人だと思います。
病院探しで悩まれている皆さんへの、ひとつの選択肢であると私august03も思います。


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