あやか と しょうま のパパのブログ

パパから彩加と匠真へのてがみです。いつかよんでもらえたら、たのしくおはなししよう!

第5章の14(祭祀)

2016-01-04 17:19:27 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi06.html より引用

第五十四章

原文
善建者不抜、善抱者不脱。子孫以祭祀不輟。
修之於身、其徳乃眞。修之於家、其徳乃餘。
修之於郷、其徳乃長。修之於邦、其徳乃豐。
修之於天下、其徳乃普。
故以身觀身、以家觀家、以郷觀郷、以邦觀邦、以天下觀天下。
吾何以知天下然哉。以此。

書き下し文
善く建てたるは抜けず、善く抱けるは脱せず。
子孫以(も)って祭祀して輟(や)まず。
これを身に修むれば、その徳は乃(すなわ)ち真なり。
これを家に修むれば、その徳は乃ち余りあり。
これを郷(きょう)に修むれば、その徳は乃ち長し。
これを邦(くに)に修むれば、その徳は乃ち豊(ゆた)かなり。
これを天下に修むれば、その徳は乃ち普(あまね)し。
故に身を以って身を観(み)、家を以って家を観、郷を以って郷を観、
邦を以って邦を観、天下を以って天下を観る。
吾れ何を以って天下の然(しか)るを知るや。これを以ってなり。

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しっかり作られた建物は傾かず倒れない。
しっかり管理すれば、財産を守ることができる。
先祖がしっかり努力したお蔭で、命がつながれ、家が保たれた。
だから、子孫は先祖に感謝し、敬い、先祖の為に供養を続ける。
これを自身が行えば、その個人の功徳は本物である。
一家で行えば、その一家の功徳は余るほどである。
町で行えば、その町の功徳は長大である。
国で行えば、その国の功徳は豊かに満ちる。
天下で行えば、その功徳は世界の隅々まで広がる。
だから、その人が、家が、町が、国が、天下が、
先祖供養しているかどうかを観れば、それぞれの徳分が分かる。
どうして、私が世の中をはっきりと知り尽くしているのか?
先祖を敬い供養する、その徳分を観れば、全て分かるのだ。