あやか と しょうま のパパのブログ

パパから彩加と匠真へのてがみです。いつかよんでもらえたら、たのしくおはなししよう!

第5章の32(自愛)

2016-01-22 23:26:09 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi08.html より引用

第七十二章

原文
民不畏威、則大威至。無狎其所居、無厭其所生。
夫唯不厭、是以不厭。是以聖人、自知不自見、自愛不自貴。
故去彼取此。

書き下し文
民、威(い)を畏(おそ)れざれば、
則(すなわ)ち大威(たいい)至る。
その居る所を狎(せば)めること無く、
その生くる所を厭(あつ)すること無かれ。
それ唯(た)だ厭せず、ここを以(も)って厭せられず。
ここを以って聖人は、自ら知りて自ら見(あら)わさず、
自ら愛して自ら貴(たっと)しとせず。
故に彼(か)れを去(す)てて此(こ)れを取る。

現代語訳
為政者の権威を恐れなくなるほどに民衆を追い詰めると、
世は乱れて大いなる天の罰を受けることになる。
人々の住む所をおびやかしてはならないし、
人々の生業を邪魔してはならない。
人々の生活をおびやかす事がなければ、
人々が為政者をおびやかす事も無い。
だから「道」を知った聖人は、
自らの分を弁える知恵を備えて自ら目立とうとはせず、
自らを愛しながらも自らを特別な存在だなどとは思わない。
こうして権威を振りかざす政治を捨て去り、
余計なことはしない無為の政治を選ぶのだ。

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1/24追記
人を大切に!自分の心も大切に守りましょう!
追いつめてはいけない!明るく励ましていこう!
良心は太陽の様に明るい。

第5章の31(不病)

2016-01-22 23:21:10 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi08.html より引用

第七十一章

原文
知不知上、不知知病。
夫唯病病、是以不病。
聖人不病、以其病病、是以不病。

書き下し文
知りて知らずとするは上、知らずして知るとするは病(へい)なり。
それ唯(た)だ病を病とす、ここを以(も)って病(へい)あらず。
聖人は病あらず、その病を病とするを以って、ここを以って病あらず。

現代語訳
自分がよく理解していてもまだよく解っていないと考えるのが最善であり、
よく解っていないことを解ったつもりになってしまうのが人間の欠点である。
そもそも自分の欠点を欠点として自覚するから、
それを改善することもできる。このように「道」を知った聖人は、
自分の欠点を欠点と素直に認めて改善しているからこそ、
欠点の無い聖人でいられるのだ。

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1/24追記
欠点を自覚すれば、それは欠点ではなくなる。
生きていればいろいろある。そんなに悩むことはない。
悩みがお宝になることだってあるんだよ。