あやか と しょうま のパパのブログ

パパから彩加と匠真へのてがみです。いつかよんでもらえたら、たのしくおはなししよう!

第5章の33(天網)

2016-01-23 00:04:17 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi08.html より引用

第七十三章

原文
勇於敢則殺、勇於不敢則活。
此兩者、或利或害。天之所惡、孰知其故。
天之道、不爭而善勝、不言而善應、
不召而自來、繟然而善謀。
天網恢恢、疏而不失。

書き下し文
敢えてするに勇なれば則(すなわ)ち殺され、
敢えてせざるに勇なれば則ち活かさる。
この両者、或(ある)いは利あり、或いは害あり。
天の悪(にくむ)む所、孰(たれ)かその故を知らん。
天の道は、争わずして善く勝ち、言わずして善く応じ、
召さずして自ら来たし、繟然(せんぜん)として善く謀る。
天網(てんもう)恢恢(かいかい)、疏(そ)にして失せず。

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1/24追記
あえて勇ましく積極的に行動すれば殺され、
勇気を出して敢えて行動しない者は生き残る。
この両者、ある面では利があっても、ある面では害がある。
天が何を悪として憎むかは、人間には分からない。
天の道は、争わなくても上手く勝つ方法であり、
言葉に出さなくても上手く伝わり、招待しなくても来てもらい、
ゆったりかまえていながらも、
まるで十分計画したかのように完璧にこなしてしまう。
天が悪を捕える網の目は一見粗く隙間だらけに見えるのだが、
どんな悪も決して取逃すことがないのだ。

天の網は、絶対に悪人を逃さない。
良心を誤魔化すことなど、絶対に不可能だからだ。