森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

アカバナユウゲショウとルリクチブトカメムシ

2023-06-13 19:47:59 | 昆虫

 裏山の農道脇でアカバナユウゲショウが満開になった。
この花、明治時代にアメリカから鑑賞用として持ち込まれたのだが
野生化して分布が広がっているという。
和名からだと、夕方に開花するのかなと思うけれどここでは
早朝から花開いて午後には閉じている。
華奢で弱弱しい感じもするけれど、農家では邪魔になるため
除草しても根が残って無くならないと不人気だ。
逆に虫達には大変な人気で、吸蜜したり葉を食べたりと色々集まる。
そんな中でも葉を食べるアカバナカミナリハムシを狙って来る
ルリクチブト
カメムシは、瑠璃色の綺麗な肉食の亀虫だ。
昨年は、見られなかったので2年ぶりに出会えた。

アカバナユウゲショウの花

ルリクチブトカメムシ
昨年は発生時期に除草とタイミング悪く見られなかった。
アカバナカミナリハムシ幼虫に口吻を刺す。

この瑠璃色は見事だと思う。

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伐採枝のシロキクラゲ

2023-06-12 12:21:30 | きのこ

 梅雨らしく鬱陶しい天気が続いている。
多くの菌類は高い気温と雨で活性化するので、きのこ(子実体)
観察には最適な条件となる。

最近、里山の雑木林を歩いているとナラ枯れ病で伐採された枝から
シロキクラゲが出ているのを目にする機会が多い。
このきのこは、無毒で食用可能だ。
中国では銀耳と名付けられて栽培もされていて、不老長寿の薬
にも
なると珍重されているという。
ナラ枯れで、カエンタケ発生の注意表示も、よく見るけれど
他のきのこも胞子散布の好環境
を待っていたかのように出てくる。

コナラの伐採枝から出たシロキクラゲ

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裏山便り

2023-06-10 18:01:12 | 昆虫

目新しい生き物に出会えることは、少なくなってきたけれど
裏山の
散歩道で季節になるとお出ましになる面々と会うのは楽しい。
草食系の虫は特定の木の葉、実、野菜に肉食系の虫は野菜に集まる

ハムシの幼虫やアブラムシを狙ってやって来る。

ホタルブクロが法面で満開

卵を守るエサキモンキツノカメムシ

アスパラガスの花にアカスジカメムシ

アーティチョークにハラグロオオテントウ

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オオタカ観察

2023-06-07 18:11:27 | 野鳥

昨日は虫で今日は鳥と、定見も無く彷徨う生き物探し。
今日は鳥見仲間のtachiさんからの情報で、オオタカを観察に行ってみた。
かってオオタカの営巣は、なかなか見る機会が無かったのだが
保護対策で羽数も増えて営巣機会も多くなってきているようだ。
とは言っても実際に見られる場所を見つけるのは豊富な知見がないと難しい。
tachiさんに感謝です。

  ♂の帰りを待つ♀

足元には獲物の肉片


脱糞シーン
常に緊張しているだけではないのだ。
羽を広げてリラックス中。

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ヌルデの伐採木に集う

2023-06-04 17:16:31 | 昆虫

 里山を歩いていたら、ヌルデの木が伐採されていた。
これは何かいるかもしれないと、近くに寄って見てみたら
カミキリムシやタマムシが集まっていた。

伐採されたヌルデ

切り株の樹液にはセイヨウミツバチ
集めるのは、花の蜜や花粉だけではないのだ。

ヒトオビアラゲカミキリの♂♀

ヨツキボシカミキリ
10匹ほどが集まって産卵、交尾をしていた。

ベニナガタマムシ?
図鑑ではホストがヌルデではないが鞘翅が赤い。

ムツボシタマムシ
本種は体色の個体差がかなり大きいタマムシ
この個体はやや緑色が入っている。

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