森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

今年度トピックス 昆虫編

2023-12-27 14:01:13 | 昆虫

今年も裏山、古屋、雑木林を歩いて色々な昆虫に出会うことができた。
その中で、個人的に見られて良かったと感動したのを
あらためてご紹介します。

産卵するオオムラサキ♀
樹液に来ているのを何度か見たことはあるが、産卵シーンは初見。
6月初めに見たので、今年はかなり早く発生していた。

寄主の様子を探るホソセイボウ
図鑑には、ナミハセイボウと似たような環境にいるとの解説が
あるが、なかなか見つけることができなかった種。
地形図で古そうな神社や建物を調べてようやく見つけることができた。

クマゼミ羽化
あまりの暑さ続きに日中は外出する気が起きず。
気温が、下がった夜の公園で撮影。
東京でも真夏のシャーシャーという鳴き声が普通になってきた。

マメダルマコガネ
体長2ミリと小さい甲虫
ちょこまかと動くため
写り具合が最悪で、ブログにアップはしなかった。
我が裏山にも棲息しているんだと感動した。

日本で唯一、ファーブル昆虫記でお馴染みのスカラベと同じように
後ろ足で糞の固まりを運ぶという。
来年は飼育して実際に運ぶところを見てみたい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年度トピックス 野鳥編

2023-12-26 17:04:42 | 野鳥

年齢を重ねると月日が経つのがどんどん早く感じる。
後5日で今年も終わってしまう。
定見無く野鳥、昆虫、植物、茸と探して歩いた中で
今年出会った生き物の中で
個人的に印象に残ったものを投稿です。
まずは、野鳥3種から。

2月6日 オオタカのコガモ狩り
ジョギングしようと川の土手に出たらカモやカラスが大騒ぎ。
慌ててカメラを取りに戻りました。
近所の川でこんなシーンに出会うとは、吃驚でした。

4月24日 川のオシドリ♂

これまた、ジョギング中に見つけて、慌てて家に戻ってから撮影
偶然立ち寄ったのだろうけど、幸運な出会いとなった。

11月28日 ミコアイサ♂
パンダ鴨ことミコアイサ♂かっては、地元の川に毎冬来ていたけれど
久しくその姿を見ることはできなかった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裏山便りーヤツデの葉裏

2023-12-22 15:08:23 | 裏山

北国の人からみたら、0度程度なら緩いくらいだね。
と言われてしまうだろうが、ここ東京郊外でも
厳しい寒さが続くようになってきた。

こうなると河原で座っての張り込みは、躊躇われたので
気温の上がる午後に
裏山を歩いてみた。
クヌギ、コナラでアカシジミとウラナミアカシジミの越冬卵を
しつこく探してみるが、見つかるのはミズイロオナガシジミの卵のみ。
枝探しは、あまり報われずだったが、散策路にあるヤツデの葉裏で
クロスジサジホソヨコバイとヒゲナガサシガメ幼虫が見られた。

ミズイロオナガシジミ越冬卵
オオミドリシジミ、ミドリシジミと本種の卵は見つけやすいのだが
アカシジミとウラナミアカシジミは、卵にカモフラージュを施すので
見つけるのは難易度高い。

エダシャクの幼虫
枝を繋いで三角形を作って枝になりきり。

クロスジホソサジヨコバイ♀
ヤツデの葉裏で越冬中
尾部の黒い2つの点は、こちらが頭部だよとのアピール

ヒゲナガサシガメ幼虫
ヤツデの葉裏にピッタリと貼りついて越冬中。

ヒゲナガサシガメ尾部
今まで気が付かなかったけれど、こちらも尾部に偽の目玉があるようだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東高根森林公園で越冬虫探し

2023-12-22 08:47:22 | 花虫観察会

今月参加予定していた東高根森林公園での花虫観察会は
コロナに罹ってしまったため参加できなかった。
日を改めてということで、天気の良かった昨日、マイさん
同行のもと、歩いてみた。

垣根や手摺を注意深く見ながら歩いていくと
色々と顔を見せてくれた。


越冬場所で2頭のムラサキシジミ

翅だけのムラサキシジミ
越冬場所には蜘蛛の巣に絡んだ枯れ葉溜まりを選ぶことが多いが
その場所には危険も潜んでいるのだ。
気温が上がってくると開翅して日光浴する。

ゆったりと歩くツヤアオカメムシ

せかせかとコミミズク幼虫

フユシャクの♀は1頭のみだった。

ウスキホシテントウも1頭のみ

クワエダシャク幼虫、コムラサキ幼虫、キノカワガは見られずだったが
年末恒例の東高根森林公園越冬虫探しは、予定通りに終えられた。

マイさん同行有難うございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薬科大植物園散策

2023-12-20 17:54:50 | 植物園&動物園

今年は、まだルリビタキ♂に出会えていない。
過去に実績のある場所を巡っても今のところ♀のみだ。
薬科大植物園内でも見たことがあるのを、思い出して
温室&薬用植物の鑑賞もかねて行ってみた。

園路を歩きながら植栽されている木の葉痕観察

カシグルミの葉痕(クルミ科テウチグルミとも言う)
オニグルミと違って殻は手で簡単に割れる。

トチュウの葉痕(トチュウ科)
柿の木の葉痕とよく似ている。

ゴシュユの葉痕(ミカン科)
人面にも見えるユニークさが感じられる。

温室と園路で咲き残りの花達

ブルースカルキャップ(シソ科)
寒さに強く、たくさん花を咲かせていた。
様々な薬用効果があるという。

ライオンズテール(シソ科)
禁止されているマリフアナに似た効果(鎮静)あるという。

カカオの花(アオギリ科)
個人的に初めて見た。花は小さいけれど複雑な形をしている。

カカオの実
お馴染み、チョコレートの原料。

結局、ルリビタキ♂には出会えずでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする