森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

越冬虫探し

2024-11-24 19:42:04 | 昆虫

木々の葉も落ち始めて、越冬する虫を探しやすくなってきた。
対象になる虫達は、その多くが食草の幹や枝で
天敵の目を欺くような体色と格好になって
探せるものなら、探してみろと言わんばかりに待ち構えているのだ。

アサギマダラの食草、キジョランの花
今まで気にしていなかったが、冬にも咲くことがあるのだ。

アサギマダラの若齢幼虫と食痕
円形に齧る(トレンチ行動)ことで、毒の成分を弱めてから食べるとのこと。

今季初見のクワエダシャク幼虫
毎冬のお馴染みだが、見つけると嬉しくなる。

ウコギの枝にタテジマカミキリ
齧って窪みを作り、ピタッと張り付いて冬越しする。
ヤナギの幹にコムラサキ幼虫
これも今季初見、木にはまだ葉が残っていたけれど、幹に降りてきていた。

短時間だったけれど、色々見ることはできた。
越冬する虫には、まだ自分で見つけることができていない種も多い。
コナラの冬芽になりきって、越冬するカギシロスジアオシャク幼虫が
今期の目標だ。

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初冬の両神山登山

2024-11-23 07:45:37 | 登山

紅葉の見頃は過ぎてしまったけれど
久々の快晴になったので、埼玉の両神山へ登ってみた。
最近は山まで行っても、頂まで行かず、中腹の樹林を
歩くことが多かったので久しぶりに頂上目指しての登山だ。
コースは、白井差口で個人所有の土地となっており
事前の連絡と入山料千円が掛かる。

コースは渓谷沿いを辿っていく
道脇にはサワグルミやカツラ等の木々があり
色づいた葉がまだ残っていた。

かって修験者が修行したという落差20mほどの昇竜の滝
今年の猛暑日だったら気持ちよく浴びれただろう。

尾根道に入るとブナ林が広がった。
丹沢や雲取山のような大木は無く、細いブナが多い。

山頂は、やや狭く
天気が良かったせいか平日にも関わらず多くの登山者で賑わっており
居場所に困るくらいだった。
日本100名山なので、休日にはごった返すのかもしれない。

眺めは良好
富士山や八ヶ岳方面を綺麗に望むことができた。

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泉の森観察会

2024-11-17 09:15:31 | 花虫観察会

昨日は11月恒例の観察会で、大和市泉の森公園を歩いてみた。
敷地は国道246号線を挟むように広がっていて、歩きでのある
大きな公園だ。
生憎の曇天にはなったけれど集合場所の観察センターから
園路を歩いていくと虫や野鳥が次々と姿を見せてくれる。

ムラサキツバメの集団
いつもの場所(桑の木)では剪定が原因か見られず
だったがアオキの葉上で見ることができた。

水面を見下ろすカワセミ
なかなか魚を捕えることはできなかったが何度もダイビング
シーンを見せてくれた。

オオアオイトトンボ産卵
同じケヤキの枝で見ることができた。
本種は止水のトンボなので流水上で、孵化してもダメなのだろうね。

ウラナミシジミもまだまだ元気だ。

昨年と同じトケイソウの花にこれでもかというくらいの卵があった。
殆どの卵は、孵化までいかずだ。無事幼虫になっても食草(マメ科)では
ないので成長も無理で、耐寒性も無く越冬もできない。

同じトケイソウにいたアブラムシ狙いのウスキホシテントウ。

ヤマトシジミも多かった。
開翅中を一枚。

ノイバラの実?を食べるオナガ

今回も色々と観察できました。
幹事のmedakaさん、参加の皆様(全員で4名)ですが
お疲れ様でした。

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ワンドで張り込み

2024-11-15 08:06:57 | 野鳥

定点観察しているワンドで、今冬最初の張り込みを行った。
ホットコーヒーを飲みながら座っていると
ここを拠り所にしている野鳥達が代わる代わる出てきてくれる。


ワンドに張り出した枯れ木にとまるカワセミ


同じ枝にとまるジョウビタキ♀
調査目的なのか足環がついている。

ワンドを俯瞰する枝先にとまるモズ♂
こちらも足環がついている。

水面で採餌中のオオバンとカイツブリ
この2種は、食べ物(水草、魚)が重複しないのか仲が良いようだ。

ワンド近くのヤナギのヒラタケ
地面に落下した枯死枝から、大きな傘を広げていた。

 

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ジョウビタキ♀初見

2024-11-13 15:23:43 | 野鳥

毎冬、菜園にテリトリーを作るジョウビタキ
今年は♀が占有したようだ。
野菜の手入れをしていると、近くの支柱にとまって
『ヒツ、ヒツ』と繰り返し鳴いていた。

支柱にとまるジョウビタキ♀
厳冬期の餌不足になると土を耕す傍までやって来る。

朝夕の気温はかなり下がってきたけれど日中は、そこそこ暖かい。
雑木林にも、秋のキノコがいくつか出ていた。

キツネノチャブクロ
一か所で群生していた。胞子を作る前は食用可能。

ニガクリタケ
食菌のクリタケと同じモエギタケ科のきのこだが本種は猛毒で
死亡事故も多い。

ナラタケの幼菌
多摩地域では、ササコと呼ばれて食用可能。(火を通さないと中毒起こすが)
木材腐朽菌で、枯死した木を土に還す働きがある。

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