暑さのぶり返した昨日の事
河原を歩いていると、ちょっと大きめの甲虫がのこのこと歩いていた。
良く見るアオオサムシなのかなと思ったが
色合いと鞘翅の丸い点刻が気になった。
帰宅後に調べてみたところ、エゾカタビロオサムシだった。
エゾカタビロオサムシ
鞘翅の丸い点刻に特徴あり、オサムシには翅が退化して
飛行できないのが多いが本種は可能だという。
クサシギ
水辺で野鳥を待ってみたが暑さで早々に退却した。
見られたのは本種のみ。
暑さのぶり返した昨日の事
河原を歩いていると、ちょっと大きめの甲虫がのこのこと歩いていた。
良く見るアオオサムシなのかなと思ったが
色合いと鞘翅の丸い点刻が気になった。
帰宅後に調べてみたところ、エゾカタビロオサムシだった。
エゾカタビロオサムシ
鞘翅の丸い点刻に特徴あり、オサムシには翅が退化して
飛行できないのが多いが本種は可能だという。
クサシギ
水辺で野鳥を待ってみたが暑さで早々に退却した。
見られたのは本種のみ。
先日のオオクワガタ♀には吃驚させられたが
我が裏山でよく観察できるのは、コクワガタとノコギリクワガタで
たまにスジクワガタとヒラタクワガタが見られるくらいだ。
遭遇確率が高いのは夜の樹液場になるが日中でも子供達から
見つかりにくい場所にいたりすることもある。
ノコギリクワガタ♂♀
株元に染み出ていたコナラの樹液に来ていた。
♂は小型(原歯型)、♀も小さかったので採集に来た子供には
見つけられなかったようだ。
夕方のこと、菜園からの帰り道に樹液を出している
クヌギがあるので、虫が集まっていないかなと覗いてみたら
今まで見たことも無い大きなクワガタの♀がいた。
この時は洞に逃げられてしまった。
日が暮れてから、樹液に来ているだろうと出直してみたら
案の定、大きな♀が洞から出ていた。
撮影後に捕獲して調べたところ、オオクワガタ♀
(胸の光沢、前翅に条線)だった。
コクワガタ♂(左上)オオクワガタ♀(右下)
大きさの違いに吃驚だ。
燃料革命前だったら可能性はあっただろうが
現在、自宅近辺にはオオクワガタはいるはずがない。
翅に損傷があるので、飼育放棄で逃がしたと思われる。
継続観察しているアオマダラタマムシだが
昨日は9時15分にイヌツゲの木の上部に、1頭が飛来して
幹を這いながら降りて来るのが見られた。
その後、ちょっと目を離した隙に2頭目が飛来したらしく
幹に並ぶ形になった。
見た目では雌雄の別が判断できず、多分両方とも♂
なのだろうと思っていたろころ、暫くすると交尾を始めた。
交尾中のアオマダラタマムシ
個人的に観察実績はあまり無いけれど、ホンタマムシで
材に来るのは産卵する♀ばかりで、交尾しているのは見たことが無い。
アオマダラはホスト(モチノキ科)が限られているので
交尾目的の♂としては産卵しに来る♀を待っのが手っ取り早いの
かなとも思ったがどうだろうか。
エノキがホストのシラホシナガタマムシも♂♀が材上に集まる
のは観察している。
河原のトンボ池へ行く途中に、ソメイヨシノの並木があり
虫網を持っているご夫婦がいた。
何を捕るのですかと聞いたところ、クビアカツヤカミキリを
捕らえて駆除しているとのこと。
このカミキリは環境省から特定外来種に指定されており
サクラやモモへの食害が酷く、木を枯らしてしまう問題児だ。
昨年はクヌギの樹液に多くいるのを見ているが
捕殺効果もあまり無く、殲滅は難しいようだ。
ソメイヨシノの幹にとまる♂♀
前胸赤く、前翅黒、光沢があって見た目も悪魔っぽい。
一方、見つけると嬉しくなるのは、見た目が綺麗なタマムシや
ルリボシカミキリ、他の虫に擬態したりする等、特徴のある甲虫だろう。
今日は、桑の老木でスズメバチ類に擬態するトラフカミキリを
見ることができた。
桑の幹にとまるトラフカミキリ
この場所で2020年から棲息確認しているが昨年は見られなかった。
桑の木も5本から2本へ減ってしまい、今年が最後かも。