森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

カタツムリを利用する蜂達

2024-04-27 15:46:58 | 

一昨日のこと、セイボウ観察をしているお堂で
座っていると、地面上をハラアカマルセイボウにちょっと
似ているけれど
色合いが濃く、少し大きいのが飛び回っていた。
まずは写真を撮ろうと、粘ってみたけれど思う様にいかず。
帰宅後に調べてみたところ、イワタセイボウのようだ。
この蜂、ちょっと変わった習性がありカタツムリの殻に巣を作る
マイマイツツハナバチに寄生するという。
今回は、写真は×だったが思わぬところで新顔に出会うことができた。
出現は春先のみというので、次はなんとかしたい。

お堂で見たナミハセイボウ(濃紺タイプ)
本種は、色(構造色)のバラエティーが豊富だ。

マイマイツツハナバチとイワタセイボウの関係については
偕成社から出版の子供向けの本
『こちらムシムシ新聞社~カタツムリはどこにいる?~』
に記事があるのでご参考下さい。

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法面のイロハモミジ

2024-04-20 17:42:17 | 昆虫

そろそろウスバシロチョウが飛び交っているかなと丘陵の法面を歩いてみた。
ここには、イロハモミジも多く植えられていて、新緑の時期には若葉や花を
利用する虫達も多く見られる。

歩き始めてすぐに見られたのは、ミスジチョウの前蛹
冬に訪れた時には、まったく気が付かなかったのだが若葉の中に
不自然についた枯れ葉は、この時期に目立ってしまう。

ファウストハマキやイタヤハマキがいないかと法面の踊り場を
行ったり来たりしながら探していくと、揺籃作り中のに出会えた。

ファウストハマキチョッキリ♂♀

イタヤハマキチョッキリ♂♀

お目当てのウスバシロは、まだ早かったのか見られず。

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イタヤハマキチョッキリの葉揺作り

2024-04-17 15:22:17 | 甲虫

定点観察している里山を歩いてみた。
ナラ枯れ病に罹ったコナラやクヌギの大木が切られて
林床はかなり明るくなっている。
低木にとっては、条件が良くなっており。
山道脇のゴンズイ、エゴ、カエデの仲間達は、今がチャンスだと
ばかりに勢いよく葉を伸ばしていた。
そんな林縁を注意深く見ながら歩いていくと
製作済みのイタヤハマキチョッキリの揺藍が、幾つか見つかった。
これは、作っている所が見られるかもと、探したところ
ドンピシャで、一個見つけることができた。


葉藍作りの♀を見守る♂
近くには、自分では葉藍を作らないヤドカリチョッキリが虎視眈々と。

帰宅途中に寄ったナミハセイボウの柱には
今日も多数の個体が集まっていた。

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河原散歩-春先のトンボ3種

2024-04-15 17:45:06 | トンボ

今日も夏日になり、急に気温が高くなってきた。
ナミハセイボウと同じように、春先の出会いを楽しみにしているトンボ3種が
そろそろ河原の湧水池に産卵に出て来ている頃だろうと
行ってみた。ホソミイトトンボ産卵
昼過ぎになると水辺にたくさん現れた。
本種は特に多く見られた。

♀が水中に潜って産卵中。

ホソミオツネントンボ産卵

オツネントンボ♂
今日は、本種の産卵行動は見られなかった。

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小山田緑地花虫観察会

2024-04-12 17:05:48 | 花虫観察会

今日は、この時期恒例の小山田緑地での花虫観察会を催した。
天気の方は、昼頃まで雨降りと予想外となってしまったけれど
参加者8名で、重箱の隅を突くように探し歩いて、色々な面々と
出会うことができた。

時系列で紹介していくと


最初に出会ったマルクビツチハンミョウ
本種には毒(カンタジリン)があるので、鳥も襲わないという。
幼虫はヒゲナガハナバチ等に寄生し、成虫で越冬。


園内はちょうど桜が見頃。

こごみさんが芝生広場で珍種を発見

シロシジミとでも名付けたくなる紅じゃないベニシジミ

東屋での雨宿りの合間に周囲を探すと

ハラグロオオテントウ マユミの木で5頭見られた。

ヒメカメノコテントウ 鞘翅が雨に濡れていた。

モモブトカミキリモドキ 定番のハルジョオンの花の上。

ミスジチョウ幼虫 脱皮して7齢(終齢)になっていた。

アミガサタケ
春に出るきのこ、桜の樹下で良く見られる。

ファウストハマキチョッキリ Mさんが見つけてくれました。

クワエダシャク幼虫 

思わぬ天気となったけれど、色々出会えて楽しい観察会でした。
参加の皆様、お疲れ様でした。

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