森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

今年度トピックス

2024-12-31 15:30:40 | 日記

さて今年も大晦日になりました。
一年を振り返ってみると、昨年ほど目新しい生き物
見ることはできなかったけれど

そんな中でも印象に残っているのを、5つ選んで投稿です。

ナンバー5 ツマアカスズメバチ

山陰地方まで分布を広げているとのことだったが甲信の山地で巣が見られた。
生態系の上位種と思われるオオスズメバチやキイロスズメバチとの
関係で、そう簡単には分布拡大とはならないだろうが養蜂業者にとっては
厄介者で
要注意種だ。

ナンバー4 シノリガモ

観察仲間のtachiさんからの情報で、出会う事ができた。
昨年はヒメハジロの飛来で、町興しの様に賑わった都市河川(地元)だが
今年も珍種が来ていたのだ。

ナンバー3 フクロウ

冬季の河原で出会うとは驚きだった。
オニグルミに依存するネズミや草地に潜む小鳥など、獲物の種類は多いので
夜間に里山から狩りに来て、帰りそびれたのかもしれない。

ナンバー2 ホンドギツネ


川辺で棲息しているのはNHKの番組ダーウイン来たなどの
情報で公開されているが自宅から500mも離れていない場所で
見ることができた。
子育てもしていたので、獲物(小動物、果実)が豊富にあれば棲みつくのだ。

ナンバー1 アオマダラタマムシ

何時か見てみたいと思っていた美麗種
散策途中に見た人家脇のイヌツゲで第一発見。
その後、イヌツゲの並木があったのを思い出して、行ってみたところ
おおあたり。産卵・生殖行動まで見ることができた。
本種も温暖化で棲息場所が北上しているのかもしれない。

ということで、今年の思い出トップ5でした。
来年もしつこく更新していくので、引き続きよろしくお願い致します。

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ワンドのタシギ

2024-12-30 20:22:03 | 野鳥

定点観察しているワンドに、そろそろクイナが
出てきてもいい頃だなと
寒さを堪えて張り込みを行った。
じっと座って待っていると、見慣れない鳥が対岸の中州に
飛び込むのが見られた。

藪の中に入り込んでしまい、座っている場所からは
物があって
見ることができず。
驚かさないように少しずつ、目視できる場所に移動して
みたところ
姿勢を低くしたタシギがいた。

タシギ
飛んできたのを確認していたので、分かったけれど
羽の色が枯草に酷似していて、動かずにいられたら見つけるのは難しい。

オナガがやけに騒ぐなと周りを見たところ
オオタカがとまっていた。


獲物を探すオオタカ
手前には藪がかかって、ちょっと距離もありすぎた。

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真冬に咲くハコベ

2024-12-25 16:47:02 | 

菜園に置いてある洗い場の水桶に氷がはる寒さが続いている。
これだけ寒いと草地で花を咲かせているのはホトケノザくらいだと
思っていたのだが、意外なことに足元でハコベが花を咲かせていた。
調べてみると花期は2月前後ということなので
気温の低い時期に咲く
のだけれど、個人的に師走に見たのは初めてだ

早朝、霜を纏っているところを、深度合成モードで撮ってみた。

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丘陵公園のオオアヤシャク越冬幼虫

2024-12-22 16:49:49 | 

ここ数日、冷たい風が吹く厳しい寒さが続いている。
河原でじっとしているのは少し、躊躇われたので
里山の方へ繰り出して冬鳥と越冬昆虫を探してみた。
狙うのは、コブシの枝で冬芽に擬態する
オオアヤシャク越冬幼虫とルリビタキ♂。


オオアヤシャク越冬幼虫
今年も昨年と同じコブシの低木で見られた。
季節の進行に合わせて、体色と形も変わってくる。

ルリビタキは、ダメだったがジョウビタキ♀が出てきてくれた。

トビナナフシを捕らえたジョウビタキ♀
因みにトビナナフシ成虫は12月くらいまで野外で
見られるが卵で越冬とのこと。

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コミミじゃなくてフクロウだった

2024-12-20 13:36:33 | 野鳥

ブックマークに掲載のTachiさんのブログにベニマシコが
登場するようになってきた。
私のフィールドにしている場所にも、そろそろ来るころだろうと
満を持して行ってみた。
ここなら採餌に来そうだなとイノコヅチの種が豊富にある場所で
座っていると前方の立ち木に何やら気になる形が見えた。
形の方は、フクロウっぽい。
もしかしてコミミズクかトラフズクかと、注意して見てみると
なんと!フクロウだったのだ。

立ち木の藪内に潜むフクロウ
里山が主な棲息場所になっているのだろうけれど
獲物(小鳥&ネズミ)の豊富な河原も、冬の有効な狩場になっているのだ。

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